皆様、Ignite をご存じですか? 

Ignite とは、「Enlighten us, but make it quick(啓発活動は手短に)」をスローガンとし、発表者は 15 秒間隔で自動的に切り替えられる 20 枚のスライドを使用して、計 5 分間、その思いを語るイベントです。Ignite の詳細は  http://www.igniteshow.com をご覧ください。

なお、5 月に開催された Google I/O 2011 でも大変人気のあったセッションの一つです。Google I/O での Ignite の様子は下記の動画でご覧頂けます ...


皆様、Ignite をご存じですか? 

Ignite とは、「Enlighten us, but make it quick(啓発活動は手短に)」をスローガンとし、発表者は 15 秒間隔で自動的に切り替えられる 20 枚のスライドを使用して、計 5 分間、その思いを語るイベントです。Ignite の詳細は http://www.igniteshow.com をご覧ください。

なお、5 月に開催された Google I/O 2011 でも大変人気のあったセッションの一つです。Google I/O での Ignite の様子は下記の動画でご覧頂けます。




今年の GDD 2011 Japan では、昨年好評だった LT (ライトニングトーク)セッションを Ignite 形式で行いたいと考えています。そこで、GDD 参加者の皆さんに向けて、自分の思いを伝えたいと思う方を募集します。


募集期間:2011 年 10 月 10 日まで
募集人数:8 組程度
結果発表:ご参加頂く方に個別にご連絡致します。

ご興味のある方は、下記のフォームより応募してください。
http://goo.gl/w8lhN

皆様のご参加をお待ちしております。











  • 1.1.770.0 → 1.2.825.0



Google API Expert はGoogle が認定した API やツールに精通したデベロッパーの方々です。現在、20 名の Google API Expert が 8 つ の準公式コミュニティを運営し、Google が提供する API やツールを利用するデベロッパーの皆さまをサポートしています。

【準公式コミュニティとAPI Expert の一覧】
http://sites.google.com/site/devreljp/Home/api-expert

9 月 26 日に開催された 第 34 回 API Expert ミーティングから、いくつかハイライトをお伝えします ...


Google API Expert はGoogle が認定した API やツールに精通したデベロッパーの方々です。現在、20 名の Google API Expert が 8 つ の準公式コミュニティを運営し、Google が提供する API やツールを利用するデベロッパーの皆さまをサポートしています。

【準公式コミュニティとAPI Expert の一覧】
http://sites.google.com/site/devreljp/Home/api-expert

9 月 26 日に開催された 第 34 回 API Expert ミーティングから、いくつかハイライトをお伝えします。

【新 API Expert のお知らせ】

Google App Engine (Python) の新しい API Expert として、上田 哲広さんに就任して頂くことになりました。App Engine を 3 年以上使い続けている上田さんの豊富な経験とリーダーシップに期待しております。上田さん、よろしくお願いします!

上田さんのブログ: 「http://najeira.blogspot.com

次に、10 月 29 日開催の GTUG 主催 BootCamp の準備と、11 月 1 日開催の Google Developer Day 2011 Japan が話題となりました。

【BootCamp】
■ 東京 GTUG が BootCamp を 10 月 29 日に Google 六本木 オフィスにて開催
■ 東京 GTUG が BootCamp のボランティアを募集中。お申込みはこちら

【Google Developer Day 2011 Japan】
■ 11 月 1 日(火)、パシフィコ横浜にて開催
■ Developer SandBox(展示)、オフィスアワー、Ignite 等を予定
■ Developer Sandbox の募集は8月25日に締切。なお、出展団体へは 9 月 20 日に連絡済。
■ 公式サイトのURL http://www.google.com/events/developerday/2011/tokyo/
■ 事前登録は 9月 12 日を持って終了。ただし、Invitation コードをお持ちの方はまだ登録可能
■ DevQuizは 9 月 12 日に終了。DevQuiz 結果は発表済みで現在特別枠を選定中
■ 東京 GTUG が現在ボランティアを募集中。お申込はこちら
■ Twitter ハッシュタグ: #gdd11jp

GDD 2011 Japan の最新情報については、このブログや Google Code Site Group Japan@googledevjpGDD ウェブサイトなどでお知らせしていきます。ハッシュタグは #gdd11jp をご利用ください。

【ミニTechTalk】
今回のミニ TechTalk は Google のソフトウェアエンジニアの海津 が UI テストツール「NativeDriver」の開発にまつわる話をしました。

【この 1 ヶ月にリリースされたツールおよびAPI】
■ Google App Engine SDK 1.5.4 をリリース http://goo.gl/YI54s
■ Google+ API(一部) をリリース http://googledevjp.blogspot.com/2011/09/google-api.html
■ 新しくなったGoogle Developers Site (http://developers.google.com/) を公開

【イベントのお知らせ】
- 近々予定のイベント
■ Android Developer Lab フォローアップイベントを 10 月 12 日(参加者には個別にご連絡します)

次回の API Expert ミーティングは、10 月下旬に開催を予定しています。





Google+ プロジェクトは、 現実世界でのコミュニケーションの細やかさと豊かさを ソフトウェアで再現 ...




Google+ プロジェクトは、 現実世界でのコミュニケーションの細やかさと豊かさをソフトウェアで再現しようとするものです。そして、Google+ プラットフォームは、このニュアンスと豊かさをウェブ全体にもたらします。このプロジェクトでは、まず Google 自身のプロダクトから開始し、サイトオーナーやコンテンツパブリッシャー向けに +1 ボタンを追加し、パートナーが作ったゲームを導入しました。ただし、これは始まりに過ぎません。アプリケーション開発者の皆さんが、リッチな共有、アイデンティティ、会話などをアプリの中に取り込めるようにしたいと考えています。そして、先日 Google+ API をローンチし、Google+ は次のステップへ踏み出しました。

情報をパブリックに


Google+ では、ユーザーが自分の情報(家族との会話からパブリックなショーケースや議論まで)を完全にコントロールできるようになります。今回の最初の API リリースではパブリックな情報のみを対象とし、Google + 上でパブリックに共有された情報のみを見ることができます。たとえば、people.get メソッドを使って以下のような HTTP リクエストを送信すると、私のプロフィールを見ることができます。

GET https://www.googleapis.com/plus/v1/people/108189587050871927619?key=yourAPIKey


上記の場合は以下の JSON データを返します。

{
"kind": "plus#person",
"id": "108189587050871927619",
"displayName": "Chris Chabot",
"image": {
"url": "https://lh5.googleusercontent.com/-cQNLOQzkGpE/AAAAAAAAAAI/AAAAAAAAEjo/M9_pXL-ra4Q/photo.jpg"
},
"organizations": [
{
"name": "Google+ Developer Relations",
"title": "Developer Advocate & Manager",
"type": "work"
}
]
}


同様に, 最近のパブリックな記事は activities.list メソッドを使用して取得することができます。

GET https://www.googleapis.com/plus/v1/people/108189587050871927619/activities/public?key=yourAPIKey

なお、パブリックなデータのみを対象としているため、リクエストを送信する前にアプリケーションの登録が必要です。もし、どの Google+ ユーザーがアプリケーションを実行しているかが不明な場合(たとえば、ユーザーが初めてインストールする場合)、 新しい plus.me OAuth2 スコープ経由でユーザーの確認を行うことができます。



アプリケーションがこのスコープをリクエストすると、長い認証用の文字列ではなく、特別な「me」という文字列を使用することができます。

GET https://www.googleapis.com/plus/v1/people/me

ベストプラクティスとライブラリ

Google+ API では、あらゆるところで既存の標準とベストプラクティスを使用しています。
  • API メソッドは RESTful HTTP リクエストを送信し、JSON でレスポンスが戻ってきます。
  • payload フォーマットは 標準のシンタックスを使用しています(たとえば、人の情報は PoCo ベース、活動の情報は ActivityStrea.ms ベース )。
  • ユーザーデータにセキュリティ上安全にアクセスする場合は OAuth2 を使用しています。


さらに、最近は、HTTP リクエストをそのままでは使わないことから、よく利用される言語(Java, GWT, Python, Ruby, PHP, Objective-C, と.NET.)用のライブラリも公開しました。これらのライブラリはすべてオープンソースです。皆さまのフィードバックとご協力をお待ちしております。

developers.google.com

今回発表したパブリックデータにアクセスする新しい API も含めて、Google+ プラットフォームに関する情報は、developers.google.com/+ と新しい Google Developers site をご覧ください。本サイトでは、 ドキュメント利用規約ポリシー開発者同士のディスカッション、Google+ プラットフォーム上の開発を容易にし、楽しくするためのツールなどを提供しています。または、最新のニュースやリリース情報も本サイトで発表する予定です。


ポリシーには、Google の製品でも考慮しているシンプルなガイドラインが含まれています。「ユーザーをまず考える、透明性がある、ユーザーのデータを尊重する(put the user first, be transparent, and respect user data)」。Google+ 上で開発されるすべてのアプリケーションでも、ぜひ守って頂きたいと思います。開発者の皆さんと共にユーザーに喜んでもらえるアプリケーションを作りたい、そんな思いがこのポリシーに込められています。

そして。。。


開発者の皆さん、お待たせしました。Google+ API を使って、ぜひアプリケーションをお作りください。フィードバック やアイデアもお待ちしております。いよいよこれからです。皆さんのインプットにより、 Google+ はさらに成長し、前進するでしょう。

このトピックについては Google+ でフォローしてください。



皆様、このブログが今までと比べてだいぶ変わったことにお気づきでしょうか?Google Developer Relations Japan ブログをはじめ、いくつかのブログで「Dynamic Views」という新しいブログテンプレートの試験運用を始めました。

本日リリースされた Dynamic Views では、今までにないブラウジング経験を提供し、より簡単に、より速く、インタラクティブな方法でブログを閲覧することができるようになりました。このブログでは 「Magazine View」を採用していますが、 トップページの画面左上にある選択バーから他の 6 つの新しい View を選んでプレビューすることができます。



この Dynamic Views について、皆様からのフィードバックをお待ちしております。画面右下にある「Send Feedback」ボタンをクリックし、フィードバックをお送りください。そしてもし気に入った場合は、新しい View をご自身のブログにも適用してみてください。詳細 ...


皆様、このブログが今までと比べてだいぶ変わったことにお気づきでしょうか?Google Developer Relations Japan ブログをはじめ、いくつかのブログで「Dynamic Views」という新しいブログテンプレートの試験運用を始めました。

本日リリースされた Dynamic Views では、今までにないブラウジング経験を提供し、より簡単に、より速く、インタラクティブな方法でブログを閲覧することができるようになりました。このブログでは 「Magazine View」を採用していますが、トップページの画面左上にある選択バーから他の 6 つの新しい View を選んでプレビューすることができます。



この Dynamic Views について、皆様からのフィードバックをお待ちしております。画面右下にある「Send Feedback」ボタンをクリックし、フィードバックをお送りください。そしてもし気に入った場合は、新しい View をご自身のブログにも適用してみてください。詳細は Blogger Buzz post をご覧ください。



[東日本大震災の発生を受け、開催を延期していた Google Code Jam Japan ですが、改めて 10 月 1 日に開催されることになったとのことで、Google Code Jam 事務局からのお知らせを頂きました。Google Japan 主催、日本語での出題で、日本在住の方が対象のプログラミングコンテストです。ぜひふるってご参加ください。-山崎]

Google では 2003 年から毎年、世界中のプログラマを対象にしたプログラミングコンテスト Google Code Jam を開催しています。今年は 30,000 人のプログラマが 130 の国から参加し、総計 60 以上のプログラミング言語を用いて競い合いました。7 月に東京オフィスで行われた決勝戦には世界中から選りすぐりの 25 人が集結。日本からも過去最高となる 3 人が Top 25 に入り、rng..58 さんが日本人初となる Google Code Jam 世界チャンピオンに輝きました ...


[東日本大震災の発生を受け、開催を延期していた Google Code Jam Japan ですが、改めて 10 月 1 日に開催されることになったとのことで、Google Code Jam 事務局からのお知らせを頂きました。Google Japan 主催、日本語での出題で、日本在住の方が対象のプログラミングコンテストです。ぜひふるってご参加ください。-山崎]

Google では 2003 年から毎年、世界中のプログラマを対象にしたプログラミングコンテスト Google Code Jam を開催しています。今年は 30,000 人のプログラマが 130 の国から参加し、総計 60 以上のプログラミング言語を用いて競い合いました。7 月に東京オフィスで行われた決勝戦には世界中から選りすぐりの 25 人が集結。日本からも過去最高となる 3 人が Top 25 に入り、rng..58 さんが日本人初となる Google Code Jam 世界チャンピオンに輝きました!

さて、今度は日本の居住者をターゲットとした Google Code Jam Japan の開催が 10 月 1 日に迫っています。日本ではここ数年 Google Code Jam の参加者数が飛躍的に増えていますが、英語の問題文に躊躇して参加していない、という声も多数聞かれました。今度のコンテストは日本語で行われますので、そんな方々にも気軽に参加していただけると思っています。

もちろん、世界大会と同様に、成績上位者には賞金、そして他では絶対に手に入らない特製 T シャツを準備しています :-)

参加登録はコンテストのサイトから受け付けています。また、本番を待ち切れない人のために本番と同じシステムと練習問題も準備しています。このような情報は Twitter アカウント@GoogleCodeJamJp でも随時流していますので、興味のある方は follow してみてください。

それでは、10 月 1 日にお会いしましょう。私たちもコンテストの開催をとても楽しみにしています!



[Google でのインターンシップ生活について、中島佳菜子さんが寄稿してくれました。-山崎]


[Google でのインターンシップ生活について、中島佳菜子さんが寄稿してくれました。-山崎]

[先輩社員達と。真ん中が佳菜子さん]

ソフトウェアエンジニアを目指す女性のみなさん、Google でインターンと聞くとどんなことを思いますか?

わたしはこの夏、BOLD Internship という制度を利用して Google でインターンシップに参加しました。この BOLD Internship とは、昨年から始まったコンピュータサイエンス分野でのマイノリティである女性を支援する制度で、現在までに日本国内では複数の学生が参加しています。仕事を始める前は 1 ヶ月という長さに少々戸惑い、最後までちゃんとできるのか?と不安でいっぱいでした。ですが、始まってしまったらとっても楽しい!今日でこの会社を去らなければならないことが、寂しくてしょうがありません。

さて、Google の BOLD Intern って実際にはどんなことをするか、多くの方は疑問に思うでしょう。

まず入社後 2 日目に私を待ち受けていたのは、Hackathon と呼ばれるプログラミング合宿でした。Hackathon とは (Google 検索によると)Hack と Marathon を合成した造語で、作りたいプログラムを 1 日 2 日ほどで集中的に書き上げるイベントです。私たちの場合は Intern Hackathon と銘打ち、熱海 (温泉付き!)に 1 泊 2 日で出向き、行いました。入社 2 日目で何をすればよいかもわからずあやふやなまま参加した私でしたが、内容はとても充実したものとなりました。私の上司にあたるメンターを含め計 3 名でチームを組み、ダイエットを手助けする chrome extension を企画、開発したのです。chrome extension の開発も使用される言語である JavaScript も初めてだった私ですが、他の 2 人の協力により 2 日(というよりほぼ 1 日!)で無事作成することができました。

この Hackathon が終わると、本格的な Project が開始されます。私には Hackathon での経験も踏まえ、Chrome で使用される API を使ったアプリケーションの開発を手助けする extension 作成のプロジェクトが与えられました。私には難しいところも多々ありましたが、Google の優秀なエンジニアの方々にレビューしてもらい、自分のコードが洗練されていく過程はとても充実したものでした。

BOLD の参加資格は学部生であることなので、通常のインターンの方や社員の方に比べ、やはり経験は必然的に少なくなります。ですが経験が少ないからといってその発言が軽視されることはありません。先に述べたプロジェクトの為に行われたミーティングでも、発言の機会は自由に与えられていました。技術的に未熟でも良いアイディアであれば採用してもらえ、実際の実現方法が自分ではわからなくてもきちんと教えてもらえるのです。このように、Google では自分より知識がある人に教わる文化が推奨されています。中には「調べる前に聞け」とおっしゃる方もいるほどで、知識のないインターン生でもどんどんと周りの人に聞くことができ、新しい知識をつけていくことができるのです。私の場合も、こんなに聞いてしまっていいのかな?と思うくらい聞きまわっていましたが、誰一人教えてくれない人はいませんでした。こうしてどんどんと知識が増えていくのでまたコーディングが楽しくなっていくのです。

そうした優秀な人々と関わることで、私の将来に対する考えも大きく変わっていきました。BOLD Internship に参加する前は卒業後すぐの就職を考えており、本当にソフトウェアエンジニアになりたいと思っていたわけではありませんでした。ですが他のインターン生や周りの社員の方々に触発されて、今ではもっと勉強して優秀なソフトウェアエンジニアになりたいと思うようになりました。特に私のホストの方が格好いい女性エンジニアでしたので、私も将来こんな女性になりたい!という思いを抱かせてもらいました。

また、Google では仕事以外にもたくさんの楽しみがあります。例えば、毎週金曜日には TGIF (Thank Goodness It’s Friday)と呼ばれる会が開かれます。そこではビールが振舞われ、夕食を食べながら自分のチームや他の部署の人とお酒を飲みつつ楽しくおしゃべりをすることが出来るのです。他にも Google にはたくさんのクラブ(まるで大学のサークルのよう!)があり、みんなでカラオケに行ったり、ポーカーを楽しんだりと内容は多岐に渡ります。こうしたクラブにはもちろんインターン生も参加でき、私自身もそれまで接点のなかった方々と趣味を通じて仲良くなることができました。

このような素晴らしい体験をさせてくれた Google に感謝しつつ、私の当面の目標は来年またインターン生として Google に戻ってくること。そしてゆくゆくは Google で働けたらどんなにいいだろうかと、野望にも似た思いを抱いています。

ソフトウェアエンジニアを目指す女性のみなさん、Google でのインターンは楽しく、充実感があり、達成感に満ち溢れています。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。



[Google Chrome チームによるこの記事は、 Google Japan Blog とのクロスポストです。-山崎]

Google Chrome が 誕生して、3 年が経ちました。

この 3 年間、ウェブコミュニティのインスピレーションのおかげでさまざまなアプリケーションやウェブ体験が生まれ、現代のブラウザはスピード、使いやすさ、セキュリティの面で大きく進化しました。これまでの開発の軌跡を振り返り、ウェブで生活する時代に生きていることの素晴らしさを実感しています。


[Google Chrome チームによるこの記事は、 Google Japan Blog とのクロスポストです。-山崎]

Google Chrome が誕生して、3 年が経ちました。

この 3 年間、ウェブコミュニティのインスピレーションのおかげでさまざまなアプリケーションやウェブ体験が生まれ、現代のブラウザはスピード、使いやすさ、セキュリティの面で大きく進化しました。これまでの開発の軌跡を振り返り、ウェブで生活する時代に生きていることの素晴らしさを実感しています。

本日、3 周年を記念して、これまでに誕生したおもなウェブ技術とブラウザの進化について説明する、インフォグラフィックを公開しました。HTML5 を活用したインタラクティブで楽しい仕掛けとともに、過去 20 年ほどのあいだにウェブにもたらされた、さまざまなイノベーションを振り返ることができます。


過去 12 ヶ月だけでも、Chrome プラットフォームでは多くの変化がありました。主なアップデートを以下にまとめています。

より速く
  • JavaScript エンジン V8 と、Crankshaft (英語)と呼ばれる新しいコンパイルインフラを搭載し、パフォーマンスを最大 66% 向上。
  • 新しい設定インターフェースで、これまで独立したダイアログボックスから行っていた作業がタブの上で行えるように。
  • オムニボックスの改良により、ウェブページやURL の検索候補をより効率的に表示。
  • ウェブページや検索結果の候補を一文字タイプするごとに表示する Chrome インスタント検索をオプションで設定することが可能に。
  • インスタントページ機能で、Google 検索結果のトップにあるウェブサイトが、クリック後瞬時に表示されるように。
よりシンプルで、よりアクセシブルに
  • 目の不自由な方々にウェブでの体験を楽しんでいただくために、JAWSNVDAVoiceOver(いずれも英語)などのスクリーンリーダー(音声読み上げ機能)に対応。
  • 皆さまから多くいただいていた「Chrome に印刷プレビュー機能が欲しい」というリクエストを、快速な PDF viewer と Print to PDF オプションを使用することで実現
  • ウェブ体験をより速く、より軽快に、よりシンプルにする、というChrome の精神を踏襲するべく、アイコンをよりシンプルに改良(英語)。
より安全に
  • PDF ビューワにより、追加ソフトをインストールすることなく PDF ファイルをウェブで閲覧することが可能に。さらに、PDF ビューワをサンドボックスで保護し、PDF ファイルを狙った攻撃を防ぎます。
  • Adobe Flash Player を Windows でサンドボックス化し、ウェブ上のFlash コンテンツを狙ったサイバー攻撃からユーザーを保護。
  • セーフブラウジングの技術が強化され、悪質なファイルがダウンロードされる際に警告を表示。ユーザーのクリックした URL や、ダウンロードするファイルの内容を Chrome や Google が把握することなく、悪質なコンテンツのみを見つけられるように慎重に設計しています。
  • ウェブサイトからコンピュータに保存されるデータが、ユーザー側でもっとコントロールできるように。
近代的なウェブへ
  • Chrome ウェブストアを日本語化し、日本向けアプリを追加。開発者向けに、ストア内課金のデベロッパープレビューを開始。一律 5% の手数料で導入できるアプリ内課金(英語)については、日本でも準備を進めています。
  • プラグインなしで3D グラフィックを描画する規格である WebGL に対応。お試しは、3D で音楽の世界を体感できる、3 Dreams of Black で。
  • HTML 音声入力API に対応。Google 翻訳で試せます。
  • ハードウェアアクセラレーション 3D CSS で、3D 効果を使用したスタイリッシュなウェブ体験が可能に。
新しくシンプルなコンピューティングモデル
  • MSI インストーラと運用グループポリシーのサポートのもと、組織全体へ Chrome の導入ができます。
  • 今年 7 月の時点で、Chromebook は世界 8 カ国(米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、韓国)で販売されています。
Chrome はこれからも6 週間毎に安定版をリリースしていきます。また、今まで通り、新規バージョンが発表された際には、すぐにユーザへのアップデートが自動的に行われます。

3 歳になった Chrome の今後の進化に、ぜひご期待ください。