2016 年第 3 四半期末の AMP ロードマップのアップデート
2016年10月20日木曜日
[この記事は amphtml による Accelerated Mobile Pages Project の記事 "AMP Roadmap Update for End-Q3 2016
" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]
現在の AMP の大規模プロジェクトの立ち位置を明確にするため、AMP ロードマップのアップデートを行いました。以下に記載するのは、重点領域全般に関する概要です。
フォーマット
第 3 四半期は、AMP のいくつかの新しいユースケースをサポートする先駆けとなりました。<amp-live-list> でライブブログをリアルタイムにアップデートして公開することができるようになり、iframe のスワイプを実現するアップデートによって、<amp-carousel> に埋め込んだ広告、動画などのユーザー エクスペリエンスも向上しました。さらに、amp-form の拡張機能(現在、試験運用版として試すことができます)によって、ニュースレターへのサインアップ、基本的なサイト検索など、主要な形式のユースケースもサポートされる予定です。
今後数か月で集中的に取り組みたいと考えていることには、AMP ドキュメントからネイティブ アプリへのシームレスな遷移、<amp-app-banner> によるアプリのインストールのプロモーション、ディープリンクを改善するコンポーネントなどの拡張機能が含まれています。また、試験運用版として <amp-lightbox> でイメージのグルーピングをサポートし、ページやカルーセルでさらに魅力的な体験を実現する予定です。この機能は、リリース予定となっている第 4 四半期に向けて微調整を続けています。
さらに、AMP ページや AMP プラットフォームで、今まで以上に魅力的な動画を実現するための作業や、e コマース向けに AMP フォーマットを拡張する作業も継続します。この中には、フォームのサポート、製品ギャラリー向けコンポーネントのサポート、タブ型のコンテンツ ナビゲーションをさらに拡張することも含まれています。
アナリティクス
8 月に、AMP ページで A/B スタイルのコンテンツの実験を行える <amp-experiment> が導入されました。第 3 四半期には、いくつかの <amp-analytics> に対する改善も行われています。「hidden」トリガー、要素レベルのデータ変数などの機能です。
第 4 四半期も、動画のサポートと e コマースのアナリティクスに向けた集中的な対応を行う予定です。
広告
最近、大手サイトオーナーが広告の収益化改善のために要望していた複数サイズの広告リクエストのサポートを追加しました。A4A(AMP for Ads)チームは、A4A フォーマット仕様を完成させ、サイトオーナーや広告主が画期的でパフォーマンスに優れた AMP 形式の広告素材を作成できるようにしています。
第 4 四半期は、サポートされている広告サーバーから AMP 形式の素材を配信する部分を重点的に強化いたします。また、A4A 素材が AMP ページの外側でも高いパフォーマンスでサポートされるように作業を進めています。さらに、AMP でのすべての広告の UX の改善作業も行っています。これには、一貫性のある広告ラベル、デフォルトのプレースホルダとフォールバックなどの機能が含まれています。
アクセス
サーバーサイドのアクセスとログインのサポートに加え、これらの機能で入力を求める機能についての作業も継続します。第 4 四半期には、アルファ版をリリースしたいと考えています。
お読みくださった方々、AMP をさらに進化させている AMP 開発コミュニティの方々に感謝いたします。いつものように、フィードバックがありましたら遠慮なくお知らせください。
投稿者: AMP Project プロジェクト マネージャー、Eric Lindley
Posted by Yoshifumi Yamaguchi - Developer Relations Team
現在の AMP の大規模プロジェクトの立ち位置を明確にするため、AMP ロードマップのアップデートを行いました。以下に記載するのは、重点領域全般に関する概要です。
フォーマット
第 3 四半期は、AMP のいくつかの新しいユースケースをサポートする先駆けとなりました。<amp-live-list> でライブブログをリアルタイムにアップデートして公開することができるようになり、iframe のスワイプを実現するアップデートによって、<amp-carousel> に埋め込んだ広告、動画などのユーザー エクスペリエンスも向上しました。さらに、amp-form の拡張機能(現在、試験運用版として試すことができます)によって、ニュースレターへのサインアップ、基本的なサイト検索など、主要な形式のユースケースもサポートされる予定です。
今後数か月で集中的に取り組みたいと考えていることには、AMP ドキュメントからネイティブ アプリへのシームレスな遷移、<amp-app-banner> によるアプリのインストールのプロモーション、ディープリンクを改善するコンポーネントなどの拡張機能が含まれています。また、試験運用版として <amp-lightbox> でイメージのグルーピングをサポートし、ページやカルーセルでさらに魅力的な体験を実現する予定です。この機能は、リリース予定となっている第 4 四半期に向けて微調整を続けています。
さらに、AMP ページや AMP プラットフォームで、今まで以上に魅力的な動画を実現するための作業や、e コマース向けに AMP フォーマットを拡張する作業も継続します。この中には、フォームのサポート、製品ギャラリー向けコンポーネントのサポート、タブ型のコンテンツ ナビゲーションをさらに拡張することも含まれています。
アナリティクス
8 月に、AMP ページで A/B スタイルのコンテンツの実験を行える <amp-experiment> が導入されました。第 3 四半期には、いくつかの <amp-analytics> に対する改善も行われています。「hidden」トリガー、要素レベルのデータ変数などの機能です。
第 4 四半期も、動画のサポートと e コマースのアナリティクスに向けた集中的な対応を行う予定です。
広告
最近、大手サイトオーナーが広告の収益化改善のために要望していた複数サイズの広告リクエストのサポートを追加しました。A4A(AMP for Ads)チームは、A4A フォーマット仕様を完成させ、サイトオーナーや広告主が画期的でパフォーマンスに優れた AMP 形式の広告素材を作成できるようにしています。
第 4 四半期は、サポートされている広告サーバーから AMP 形式の素材を配信する部分を重点的に強化いたします。また、A4A 素材が AMP ページの外側でも高いパフォーマンスでサポートされるように作業を進めています。さらに、AMP でのすべての広告の UX の改善作業も行っています。これには、一貫性のある広告ラベル、デフォルトのプレースホルダとフォールバックなどの機能が含まれています。
アクセス
サーバーサイドのアクセスとログインのサポートに加え、これらの機能で入力を求める機能についての作業も継続します。第 4 四半期には、アルファ版をリリースしたいと考えています。
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投稿者: AMP Project プロジェクト マネージャー、Eric Lindley
Posted by Yoshifumi Yamaguchi - Developer Relations Team