[この記事は Matt Goodridge、Google Play for Work プロダクトマネジャーによる Android Developers Blog の記事 "Building better mobile apps for work" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

昨年、私たちは Android for Work をリリースました。これは、職場の変革を目標として、強力な Android プラットフォームと、OEM(Samsung のような端末メーカー)や EMM(Enterprise Mobility Manager)、携帯通信会社の豊富なエコシステムからのサポートを組み合わせるためにデザインされたプログラムです。つまり、デベロッパーは必要なサポートを受け、ビジネスのニーズを満たすアプリをカスタマイズなしで開発できます。

Android for Workにより、デベロッパーは、構築したビジネス用のアプリをあらゆる業界に向けて Google Play for Work 上で公開できるようになりました。場所や使用事例を問わず、Android for Work はモビリティの向上を通して企業を牽引し、従業員の生産性や創造性を向上させてきました。




先週の 5 月 17 日に発表したのは、Android for Work DevHub です。これは、職場にいながら Android の最新情報を受け取り、公開フォーラムを使ってビジネス アプリを開発する仲間たちと交流できる、デベロッパー向けの場です。Android for Work DevHub メンバーは、Google Play for Work、Android for Work のベータ版製品へのアクセスができ、デベロッパー向けのイベントに参加できます。また、Google エキスパートから、次のようなトピックについて学ぶ機会を得ることができます。

  • Android デベロッパーがシンプルにアプリを設定できる、標準的かつ実績ある仕組みを構築した AppConfig コミュニティが提供するツールやリソースの活用方法
  • Android for Work API を組み込んだアプリ セキュリティの改善方法
  • Google Play for Work で紹介されているアプリの入手方法
  • その他

Android for Work DevHub の初期メンバーの中に、企業の資格情報や機密情報の保護に貢献しているモバイル企業 Keeper がいます。Keeper の CEO 兼共同創業者の Darren Guccione 氏は、「Android for Work DevHub に参加しチームが Google エキスパートと話すことができることは、私たちの主要製品である Keeper を企業向けに最適化する際にたいへん役立っています。」と話しています。Keeper の他にも、さまざまな業界の一流デベロッパーたちが既に Android for Work DevHub に参加しています。そして、5 月 17 日より、すべてのビジネス デベロッパーがメンバー申請を行えるようになります

Android for Work の詳しい情報は、 Android for Work プロダクト マネージャーの James Kelly、Android デベロッパー アドボケートの Rich Hyndman によって Google I/O 2016 で紹介された、ビジネス用のすばらしいアプリの作成に役立つ 「Your Apps at work」のセッション動画をご覧ください。


Posted by Takuo Suzuki - Developer Relations Team