Physical Web が Android 向け Chrome に拡大
2016年3月1日火曜日
[この記事は Physical Web の旅人 Ani Mohan による Chroimum Blog の記事 "The Physical Web expands to Chrome for Android" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]
Physical Web は、省エネタイプの Eddystone Bluetooth ビーコンを使って、ユーザーが現在いる場所に関係のある URL を探すサイトです。iOS 向けの Chrome では、すでに昨年 Physical Web をサポートするための最初のステップが始まっており、将来有望なアプリケーションについての調査も行われています。Android 向けの Chrome では、バージョン 49 以降で Physical Web のコンテンツがカバーされるようになり、さらにたくさんの方にサイトをご利用いただけるようになりました。
Physical Web 対応のビーコンも普及しつつあり、デベロッパーはさまざまな方法でこのプラットフォームの実験を行っています。Mozilla コミュニティのあるコントリビューターは、Bluetooth ビーコンを使ってドローンを検出し操作する Physical Web のデモを作成しています。Brookwood 中学校では BKON のビーコンを使って、授業のノート、スポーツ大会の結果、最新ニュースなどを回覧しています。ビーコンのメーカー Radius Networks は、つい先日開催されたCES®(Consumer Electronics Show) で、参加者をショールームに案内するため、会場に 1,500 個のビーコンを配置しました。また NBA のチーム、Golden State Warriors は本拠地の Orace Arena で、Signal360 からの支援も得ながら Physical Web を利用し、会場を訪れたファンに向けて、試合のハイライト ビデオや歓迎用のコンテンツを提供しています。

Physical Web の Bluetooth ビーコンを利用したスカベンジャー ハントも実施された CES® 2016
Android 版の Chrome ユーザーが対象に加わったため、Physical Web のデベロッパーはベータ チャネルを開設し、間もなく本格的な展開も始める予定です。初めてのビーコンのそばを通り過ぎたユーザは通知を受信し、その通知から Physical Web のサービスを有効化することができます。その後ユーザーがビーコンに遭遇すると、バイブレーションなしの通知が送信され、通知をタップすると、近隣の情報の URL のリストが入手できます。

Physical Web が Android 向け Chrome に拡大
デベロッパーは、Eddystone 準拠のビーコンを設定して任意の URL を Eddystone-URL フレーム タイプでブロードキャストすることにより 、自身が開発した Web コンテンツを Physical Web に検出させることができます。Physical Web は Android 向けの Chrome と密接に統合されているため、1度導入するだけで、モバイル プラットフォームの違いを超えて、あらゆる Chrome ユーザーに、状況に応じた情報を届けることができます。
Physical Web は現在も進化し続けています。そして、状況に応じたサービスを提供する仕組みをどのようにデベロッパーが活用してくれるのか、私たちもとても楽しみにしています。皆さんもどうぞ、私たちのメーリング リストに参加して会話に加わってください。また、何が実現できるのかを詳しく知りたい場合は、Physical Web Cookbookにアクセスしてください。
Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team
Physical Web は、省エネタイプの Eddystone Bluetooth ビーコンを使って、ユーザーが現在いる場所に関係のある URL を探すサイトです。iOS 向けの Chrome では、すでに昨年 Physical Web をサポートするための最初のステップが始まっており、将来有望なアプリケーションについての調査も行われています。Android 向けの Chrome では、バージョン 49 以降で Physical Web のコンテンツがカバーされるようになり、さらにたくさんの方にサイトをご利用いただけるようになりました。
Physical Web 対応のビーコンも普及しつつあり、デベロッパーはさまざまな方法でこのプラットフォームの実験を行っています。Mozilla コミュニティのあるコントリビューターは、Bluetooth ビーコンを使ってドローンを検出し操作する Physical Web のデモを作成しています。Brookwood 中学校では BKON のビーコンを使って、授業のノート、スポーツ大会の結果、最新ニュースなどを回覧しています。ビーコンのメーカー Radius Networks は、つい先日開催されたCES®(Consumer Electronics Show) で、参加者をショールームに案内するため、会場に 1,500 個のビーコンを配置しました。また NBA のチーム、Golden State Warriors は本拠地の Orace Arena で、Signal360 からの支援も得ながら Physical Web を利用し、会場を訪れたファンに向けて、試合のハイライト ビデオや歓迎用のコンテンツを提供しています。
Physical Web の Bluetooth ビーコンを利用したスカベンジャー ハントも実施された CES® 2016
Android 版の Chrome ユーザーが対象に加わったため、Physical Web のデベロッパーはベータ チャネルを開設し、間もなく本格的な展開も始める予定です。初めてのビーコンのそばを通り過ぎたユーザは通知を受信し、その通知から Physical Web のサービスを有効化することができます。その後ユーザーがビーコンに遭遇すると、バイブレーションなしの通知が送信され、通知をタップすると、近隣の情報の URL のリストが入手できます。
Physical Web が Android 向け Chrome に拡大
デベロッパーは、Eddystone 準拠のビーコンを設定して任意の URL を Eddystone-URL フレーム タイプでブロードキャストすることにより 、自身が開発した Web コンテンツを Physical Web に検出させることができます。Physical Web は Android 向けの Chrome と密接に統合されているため、1度導入するだけで、モバイル プラットフォームの違いを超えて、あらゆる Chrome ユーザーに、状況に応じた情報を届けることができます。
Physical Web は現在も進化し続けています。そして、状況に応じたサービスを提供する仕組みをどのようにデベロッパーが活用してくれるのか、私たちもとても楽しみにしています。皆さんもどうぞ、私たちのメーリング リストに参加して会話に加わってください。また、何が実現できるのかを詳しく知りたい場合は、Physical Web Cookbookにアクセスしてください。
Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team