[この記事は Google iOS デベロッパー、Siddartha Janga による Google Developers Blog の記事 "EarlGrey - iOS Functional UI Testing Framework" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

長らくお待たせしました。iOS 向けの UI 機能テスト フレームワーク、EarlGrey のリリースをついに発表できる時が来ました。YouTubeGoogle カレンダーGoogle フォトGoogle 翻訳Google Play ミュージックなど、Google アプリの多くが、機能テストのニーズに応えて、このフレームワークに対応しました。

EarlGrey で提供している主な機能は次のとおりです。
  • 強力な同期機能: テストでは、UI の操作をする前に、アニメーション、ネットワーク要求などのイベントが終了まで自動的に待機します。その結果、テストの記述が容易になり(スリープや待機状態が発生しません)、メンテナンスも簡単になります(テストステップの処理を直接記述できます)。
  • チェックの可視性: インタラクションはすべて、ユーザーから見えるエレメント上で発生します。たとえば、画像の後ろに隠れているボタンをタップしようとすると、テストは即座に失敗します。
  • 柔軟な設計: エレメントの選択、インタラクション、アサーション、同期を決定するコンポーネントは、拡張性のある設計となっています。
カップ 1 杯の EarlGrey で心機一転してみませんか?EarlGrey は、Apache ライセンスによるオープンソース ソフトウェアで、CocoaPods を使ってプロジェクトに追加することも、Xcode プロジェクト ファイルに手作業で追加することもできます。詳しくは、スタートガイドをご覧ください。

Posted by Khanh LeViet - Developer Relations Team