[この記事は Dan McGrathGoogle Drive プロダクト マネージャーによる Google Developers Blog の記事 "A leaner and faster Google Drive API を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

Google ドライブ API のバージョン 3(v3)が先月リリースされました。デフォルトでより無駄がなく高速、かつ一貫性のある Google ドライブとのインターフェースをデベロッパーに提供します。この最新アップデートは、初めて Google ドライブと連携しようとしているデベロッパーが、簡単に実装できるよう設計されています。

Google ドライブ SDK の最初のバージョンをリリースして以来、デベロッパーがどのように API を使用しているのか、どのような問題に遭遇したかなどに関して多くの情報を得ました。このバージョンでは、次のような方法で API をシンプルにしています。
  • デベロッパーが理解する必要があるコレクション数の削減
  • 重複の削除
  • メソッドやプロパティの名前に一貫性を持たせるよう整理
  • 高速かつ効率的なデフォルト値を設定
たとえば、files.list の呼び出しには、デフォルトで、効率的にサービスを提供する最も一般的に使用されるフィールドだけが含まれ、その他のフィールドは fields パラメータによって追加することができるようになり、v3 ではデフォルトの呼び出しが v2 の 6 倍ほど高速化されました。



API の将来のバージョンでは機能の追加が中心となる予定ですが、今回のリリースでは旧バージョンの API(v2)のパフォーマンスや使いやすさを改善しました。v2 を使用する既存のアプリを変更することなく使用できる(デベロッパーはアップグレードする必要がない)よう、新旧両方のバージョンのサポートを継続する予定です。新しいバージョンの利用を考えている v2 アプリのデベロッパー向けに、移行に関する簡単な虎の巻を用意しました。

API の新バージョンの使用を開始するには、デベロッパー ドキュメントを参照してください。また、ご質問がある場合は、StackOverflow で google-drive-sdk タグを使用して検索してください。新しい API を使ってみなさんがどんなアプリを構築されるか、楽しみにしています。