[この記事は Mugur Marculescu、プロダクト マネージャーによる Google Developers Blog の記事 "gRPC releases Beta, opening door for use in production environments" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

gRPC ベータ版がリリースされました。今回のリリースは API の安定性を高める重要なリリースであり、今後の変更は追加のみになる予定です。本番環境での gRPC 利用も視野に入れることができます。

また、インストール プロセスも大幅に向上される予定です。過去数週間にわたり、gRPC パッケージを Debian Stable/Backports にて公開しました。多くの場合、インストールには Debian パッケージまたは言語別のパッケージ マネージャー(たとえば、 mavenpipgemcomposerpeclnpmnugetpod)を使用する 2 つの方法があります。また、 gRPC docker イメージを Docker Hub で利用できるようになりました。

grpc.io のドキュメントには最新の変更を反映し、言語固有の リファレンス ドキュメントを追加リリースするなどの更新を行いました。ベータ版リリースにともなう JavaGo他のすべての言語の変更点については、GitHub のリリース ノートを確認してください。

今後数ヶ月は、本稼働でのパフォーマンスや安定性の向上に集中的に取り組み、機能を厳選して追加していく予定です。 これは、 HTTP/2 上での高性能で拡張性の高い API とマイクロサービスを可能にするという、Google の方針および目標の一環です。またドキュメントも明確に記述され、新たな使用例やガイドが引き続き追加される予定です。

gRPC に対するコミュニティの対応や、gRPC を使用予定の各種プロジェクト(etcd v3 の試験 API、RESTful API 用の grpc-gateway など)に対し感謝申し上げます。またコードのコントリビューション、プレゼンテーションの実施、gRPCの採用、コミュニティへの参加をいただいた皆様には心よりお礼申し上げます。正式版(1.0)へのご支援もどうぞよろしくお願いいたします。

Posted by Yoshifumi Yamaguchi - Developer Relations Team