公式 Android 6.0 SDK と M Preview 最終版を公開しました
2015年8月18日火曜日
[この記事は Jason Eason、Product Manager, Android による Android Developers Blog の記事 "Develop a sweet spot for Marshmallow: Official Android 6.0 SDK & Final M Preview" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]
袋から出してそのままでも、炙って表面はきつね色、中はとろとろにしてあげても、あるいはマシュマロクリームでも、マシュマロが嫌いな人なんているでしょうか。私たちは大好きです! 5 月に開催された Google I/O で Android M Developer Preview を公開して以来、多くの開発者からのたくさんのフィードバックをいただき、それらを反映させてきました。本日、 M Developer Preview 最終版へ更新するとともに、公式に Android 6.0 SDK を公開し、 Google Play においても Android Marshmallow 向けに新しい API Level 23 をターゲットとしたアプリを公開可能となりました。
Android 6.0 SDK にあわせて Android Support Library も v23 に更新しました。新しい Android Support Library を使用することで、後方互換性を保った上で新しいパーミッションモデルや指紋認証のサポートなど新しい API を簡単に組み込むことができます。今回のリリースでは customtabs、 percent、 recommendation、 preference-v7、 preference-v14、 preference-leanback-v17 など新しいライブラリが多く追加されています。
Android 6.0 SDK は最終版ではありますが、デバイスシステムイメージは引き続き Developer Preview 版と呼ばれています。 Developer Preview イメージは Android M 最終版にほぼ近いものではありますが、一般消費者向けではありません。 一般消費者向け OTA をお手元の Nexus 端末で受信し続けるためには、 Android 6.0 Marshmallow が今秋後半に公開されたときに、手動で端末に工場出荷時イメージを再度フラッシュする必要があることにご留意ください。
API Level 23 に対応したアプリが確実に Android Marshmallow と従来の Android バージョンで動作するようにしましょう。 Google Play の最近改善したベータテスト機能を使って、一般公開する前にフィードバックを集め、段階的なロールアウトを実施しながら最新版をすべてのユーザーに公開していただくことをおすすめします。
Posted by Yoshifumi Yamaguchi - Developer Relations Team
袋から出してそのままでも、炙って表面はきつね色、中はとろとろにしてあげても、あるいはマシュマロクリームでも、マシュマロが嫌いな人なんているでしょうか。私たちは大好きです! 5 月に開催された Google I/O で Android M Developer Preview を公開して以来、多くの開発者からのたくさんのフィードバックをいただき、それらを反映させてきました。本日、 M Developer Preview 最終版へ更新するとともに、公式に Android 6.0 SDK を公開し、 Google Play においても Android Marshmallow 向けに新しい API Level 23 をターゲットとしたアプリを公開可能となりました。
アプリを Android Marshmallow 対応にしましょう
Android 6.0 SDK 最終版は Android Studio の SDK Manager 経由でダウンロード可能です。 Android 6.0 SDK では、最終版 Android M API と最新のビルドツールを利用し、API Level 23 をターゲットとして開発していただけます。Android 6.0 SDK を Android Studio にダウンロードし、プロジェクトのcompileSdkVersion
を 23 に更新すれば、すぐに最新の Android M プラットフォームでのアプリの動作を検証できます。 また targetSdkVersion
を 23
に更新することで、自動バックアップや新しいパーミッション機能のような API Level 23 から利用できる機能の動作をお試しいただけます。Android 6.0 SDK にあわせて Android Support Library も v23 に更新しました。新しい Android Support Library を使用することで、後方互換性を保った上で新しいパーミッションモデルや指紋認証のサポートなど新しい API を簡単に組み込むことができます。今回のリリースでは customtabs、 percent、 recommendation、 preference-v7、 preference-v14、 preference-leanback-v17 など新しいライブラリが多く追加されています。
アプリのパーミッションを確認しましょう
指紋認証 API や Doze 省電力モードといった新しい機能とともに、 Android Marshmallow ではアプリのインストールやアップデートのユーザー体験をよりスムーズにする新しいパーミッションモデルが提供されています。Android Marshmallow のユーザは、状況に応じて柔軟にアプリの特定のパーミッションを無効にすることができます。このときもあなたのアプリが問題なく動作できるよう、アプリのターゲット API を 23 にして、 Android Marshmallow ユーザーとしての幅広い動作テストを実施してください。M Preview ビルドの取得方法について
お手元の端末で動作検証していただくために、Android エミューレーターシステムイメージと Developer Preview システムイメージの最新版を Nexus端末(Nexus 5 、Nexus 6 、Nexus 9 そして Nexus Player )向けに公開しました。デバイスシステムイメージは Developer Preview のサイトからダウンロードできます。また、過去の開発者向けアップデートと同様、すでに M Preview を実行中の Nexus 端末に対しては数日以内に Over-the-Air (OTA) 配信を予定しています。Android 6.0 SDK は最終版ではありますが、デバイスシステムイメージは引き続き Developer Preview 版と呼ばれています。 Developer Preview イメージは Android M 最終版にほぼ近いものではありますが、一般消費者向けではありません。 一般消費者向け OTA をお手元の Nexus 端末で受信し続けるためには、 Android 6.0 Marshmallow が今秋後半に公開されたときに、手動で端末に工場出荷時イメージを再度フラッシュする必要があることにご留意ください。
最新情報
- Android プラットフォームの変更点:
- パーミッションのユーザーインターフェイスが最終版に -- パーミッションのユーザーインターフェイスを更新し、いくつかのパーミッションの動作を改善しました。
- API の変更点:
- Fingerprint API の更新 -- より信頼性を高めるために、エラー報告、指紋登録処理、指紋認証の利用可能性チェック処理の改善を行いました。
Android Marshmallow 対応のアプリを Google Play にアップロードする
Google Play では API Level 23 のアプリを Google Play Developer Console から、すべてのリリースチャンネル(アルファ、ベータ、プロダクション)に提供していただけるようになりました。今秋の一般利用者向けリリースとあわせて予定されている Google Play ストアの更新により、アプリのインストールと更新の処理が API Level 23 を使っているアプリ向けの新しいパーミッションモデルに対応します。API Level 23 に対応したアプリが確実に Android Marshmallow と従来の Android バージョンで動作するようにしましょう。 Google Play の最近改善したベータテスト機能を使って、一般公開する前にフィードバックを集め、段階的なロールアウトを実施しながら最新版をすべてのユーザーに公開していただくことをおすすめします。
Posted by Yoshifumi Yamaguchi - Developer Relations Team