Google API Expert はGoogle が認定した API やツールに精通したデベロッパーの方々です。現在、19 名の Google API Expert が 8 つ の準公式コミュニティを運営し、Google が提供する API やツールを利用するデベロッパーの皆さまをサポートしています。

【準公式コミュニティとAPI Expert の一覧】
http://sites.google.com/site/devreljp/Home/api-expert

それでは、6 月 28 日に開催された 第 31 回 API Expert ミーティングの内容から、いくつかハイライトをお伝えします。

- 「Google Apps API Japan」を正式に発足

新コミュニティとして


Google API Expert はGoogle が認定した API やツールに精通したデベロッパーの方々です。現在、19 名の Google API Expert が 8 つ の準公式コミュニティを運営し、Google が提供する API やツールを利用するデベロッパーの皆さまをサポートしています。

【準公式コミュニティとAPI Expert の一覧】
http://sites.google.com/site/devreljp/Home/api-expert

それでは、6 月 28 日に開催された 第 31 回 API Expert ミーティングの内容から、いくつかハイライトをお伝えします。

- 「Google Apps API Japan」を正式に発足

新コミュニティとして
Google Apps API Japan」が発足しました(詳細は「Google Apps API Japan コミュニティの設立について」)。Google Apps、Google Apps Script、Google Apps MarketPlace などが中心的なテーマとなります。なお、Google Apps API Japan の API Expert は、中村敦さん(@atusi Google Wave API の API Expert から移行)と小川信一さん(@shin1ogawa Google App Engine の API Expert と兼務)です。

- Android SDK Japan の API Expert に江川さんが復帰

一時活動をお休みしていた江川さんが、Android SDK の API Expert として復帰されました。今後のご活躍を期待しております。

- 女性のための GTUG コミュニティ: GTUG Girls を設立

こちらもすでに
お伝えしておりますが、女性による女性のためのテクノロジーコミュニティが発足しました。また、API Expert の全面的な協力のもとで行われた「第1回 meetup」が株式会社ミクシィ を会場に行われ、大いに盛り上がったとのことです。

【この 1 ヶ月にリリースされたツールおよびAPI】
■ Google App Engine 1.5.1がリリースされました

【イベントのお知らせ】
すでに開催済のイベント
■ GTUG Girls 設立と第一回 meetup を開催
■ 第 18 回 HTML5 とか勉強会を開催 @ Google オフィス

今後のイベント
■ Android Developer Lab Tokyo 2011(ADL)を7/2-3 に開催
■ HTML5/Chrome 関連のイベントを 8 月に開催予定

次回の API Expert ミーティングは、7 月下旬に開催を予定しています。



[Google 日本語入力チームのソフトウェアエンジニア野中成吾から、Google 日本語入力のアップデートについての寄稿をもらいました - 山崎]

梅雨の晴れ間にのぞく青空が夏の到来を感じさせるこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。梅雨はじめじめと恨めしい限りですが、たまの晴れ間に見える透き通る空を見上げると、うつうつとした気分が晴れるように清々しいものですね。我々 Google 日本語入力チームも、みなさまに気持よく使っていただけますよう、日々精進してゆきたいと思っております。皆様引き続きのご愛顧をよろしくお願い致します。

さて、本日 Google 日本語入力の開発版をアップデートしましたのでお知らせします。今回の更新は以下のとおりです ...


[Google 日本語入力チームのソフトウェアエンジニア野中成吾から、Google 日本語入力のアップデートについての寄稿をもらいました - 山崎]

梅雨の晴れ間にのぞく青空が夏の到来を感じさせるこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。梅雨はじめじめと恨めしい限りですが、たまの晴れ間に見える透き通る空を見上げると、うつうつとした気分が晴れるように清々しいものですね。我々 Google 日本語入力チームも、みなさまに気持よく使っていただけますよう、日々精進してゆきたいと思っております。皆様引き続きのご愛顧をよろしくお願い致します。

さて、本日 Google 日本語入力の開発版をアップデートしましたのでお知らせします。今回の更新は以下のとおりです。

共通の変更点

  • 変換性能の向上を行いました。
    • 変換速度を 30%程度高速化しました。
    • 短い単位の入力でも変換精度が向上しました。
    • 固定表現に対する変換精度が向上しました。
    • サジェスト候補と、変換した際の候補が異なる現象を軽減しました。
    • 「もしかして」機能の精度を向上させ、誤字がサジェストされる現象を軽減しました。
    • 英単語の候補がサジェストされやすくなりました。
      • 例: ぐーぐ → Google
    • 助詞から文字入力する場合の操作性を向上させました。
      • 例: 名詞の後に「にかく」を入力すると「二画」と「に書く」の両方が候補に出ます。
    • アンドゥ機能の挙動が改善されました。
    • 新機能の追加をしました。
      • ユニコードのコードポイントから実際の文字に変換する機能を追加しました。
        • 例: U+611B → 愛 (注:現在は日本語のみの変換が行えます。)
      • 時刻変換機能に「30分」を「半」とする候補を追加しました。
        • 例:12 時 30 分に「今」を変換すると「12時半」が候補に表れます。
      • 4桁の数字を対応する時刻や日付に変換する機能を追加しました。
        • 例:1230 → 12月30日、12時半、などの変換ができます。
      • 辞書ツールで複数エントリを一括して修正できる機能を追加しました。
      • サジェストにのみ使用する単語をユーザー辞書より設定できるようになりました。
      • 辞書登録ダイアログで、単語を入力すると自動的に読みを推測する機能を追加しました。
      • 「もしかして」機能、郵便番号辞書、カタカナ英語辞書の有効/無効を選択できるようになりました。




    既知の不具合

    • 西暦から年号への変換が、一部正しく行われないことがあります。この問題は次回更新で修正されます。


    Windows 版の変更点


    • 入力中の文字が複数の行にまたがるとき、サジェストウィンドウが入力中の文章を隠さないようにしました。
    • Windows 7 のジャンプリスト機能に対応しました。Google 日本語入力のプロパティや辞書ツールがタスクバーに表示されているときに、ジャンプリストから他の機能を呼び出すことができます。



    Mac 版の変更点

    • 確定履歴のデータの保護について、キーチェーンの利用を廃止しました。このため、既存の確定履歴からのサジェストが失われます。データを復帰させたい場合は、「アプリケーション>Google 日本語入力」フォルダ内の「確定履歴データの移行ツール」を利用してください。


    既に開発版をお使いの場合は自動的に更新されますので、そのままお待ちください。バージョン番号は次のように更新されます。オープンソース版は近日中に公開されます。

    • Windows 版: 1.1.717.100 → 1.1.758.100
    • Mac 版: 1.1.717.101 → 1.1.758.101
    • オープンソース版: 1.1.717.102 → 1.1.758.102



    今回、正式版に変更はなく、以下のままになります。

    • Windows 版: 1.0.556.0
    • Mac 版: 1.0.556.1



    今回もヘルプフォーラム を通じてユーザーの皆さまにたくさん助けていただきました。いつも本当にありがとうございます。チーム一同、心より感謝しております。今後も皆さまからのフィードバックをお待ちしておりますので、お気軽に ヘルプフォーラム をご活用ください。



    [この記事は、Google Open Source Blog の記事  “Introducing Native Driver” をソフトウェアエンジニアの海津 智宏が翻訳・加筆したものです。-山崎]

    Android 向けアプリケーションの開発をもっと快適にするため、Google 東京オフィス発の新しいツールが公開されました。今回は、Android 向けアプリケーションなどを対象とした UI テストツール「NativeDriver」をご紹介します。

    NativeDriver は、WebDriver API を利用して、Web アプリケーションではなくネイティブアプリケーションを自動で操作できるツールです。先日 Android バージョンが公開され、Google Code サイト ...


    [この記事は、Google Open Source Blog の記事  “Introducing Native Driver” をソフトウェアエンジニアの海津 智宏が翻訳・加筆したものです。-山崎]

    Android 向けアプリケーションの開発をもっと快適にするため、Google 東京オフィス発の新しいツールが公開されました。今回は、Android 向けアプリケーションなどを対象とした UI テストツール「NativeDriver」をご紹介します。

    NativeDriver は、WebDriver API を利用して、Web アプリケーションではなくネイティブアプリケーションを自動で操作できるツールです。先日 Android バージョンが公開され、Google Code サイト (http://nativedriver.googlecode.com/) からダウンロード可能となりました。Android だけではなく、iPhone バージョンも現在開発中です。

    WebDriver はブラウザを操作してウェブアプリケーションをテストするツールです。オブジェクト指向の洗練された API が特徴であり、Firefox、Chrome、Internet Explorer といったデスクトップのブラウザだけでなく、Android や iPhone 上のブラウザでも動作します。WebDriver は、Google の提供しているサービスのテストにも活用されています。

    私たちは、この WebDriver の API をウェブアプリケーションだけではなくネイティブアプリケーションでも活用できないかと考えました。ネイティブアプリケーションのテストに WebDriver API を利用する理由としては、次のような点が挙げられます。
    • クリックやキー入力などのユーザー操作は、Web アプリケーションとネイティブアプリケーションで共通点が多い。
    • 同じアプリケーションをウェブ用とネイティブ用の両方で提供する場合があり、API が共通であればテストケースを流用しやすい。
    • 既に WebDriver を利用している開発者であれば、新しい API を覚える必要がない。
    • WebDriver 用に開発された既存のツールを活用できる。
    以上のような考えのもと、2010 年の末から Google 東京オフィスで NativeDriver の開発が始まりました。Google 東京オフィスの 3 名のエンジニアを中心に WebDriver の開発チームや Android 向けアプリケーションの開発チームとも協力して開発を進め、約半年で Android 版を形にすることができました。

    NativeDriver のテストケースは次のようになります。このテストは、Android 向けの Google Maps アプリケーションを起動し、画面上のボタンのタップやデバイス上の戻るボタン押下を再現します。

    AndroidNativeDriver driver = new AndroidNativeDriverBuilder()
    .withDefaultServer()
    .build();
    driver.startActivity("com.google.android.maps.MapsActivity");


    // 検索ボックス右のプレイスボタンをクリックし、
    // Places アクティビティを開く。
    AndroidNativeDriver btn
    = driver.findElement(By.id("btn_header_places"));
    btn.click();


    // Android デバイスの戻るボタンを押し、Places アクティビティを閉じる。
    driver.navigate().back();

    // Android デバイスを回転し、画面をランドスケープモードで表示する。
    driver.rotate(ScreenOrientation.LANDSCAPE);


    [Android の実機でテストを実行している様子]

    このテストケースを見ると、アプリケーションの起動に startActivity メソッドを使っている点と、NativeDriver の初期化に Builder を使っている点以外は、WebDriver のテストケースとまったく同じであることがわかります。

    Android NativeDriver は、アプリケーションを操作するために内部的に Instrumentation を利用します。Instrumentation は Android の標準機能ですが、課題もあります。例えば、Instrumentation では同時に 1 つのプロセスしか操作することができません。これは、Instrumentation がデバイス内部で動作することに起因します。アプリケーションが他のプロセスを操作できてしまうと悪意のあるアプリケーションに不正にデバイスを操作される危険性があるため、そのようなふるまいは禁止されているのです。そこで、Android NativeDriver は、Instrumentation だけでなく必要に応じて Android Debug Bridge (ADB) 接続も利用できるようにしました。ADB はデバイス外部からの接続であり、特定のプロセスに依存せずにイベントを送信できます。これにより、アプリケーションが他のアプリケーションに処理を委譲するような場合でも処理を継続できるようになっています。また、スクリーンショットを撮る機能でも ADB 接続を利用しています。Instrumentation と ADB 接続をシームレスに使い分けられる点も、Android NativeDriver を利用するメリットのひとつです。

    Google Code サイトでは、Android NativeDriver のチュートリアルを公開しています。また、利用者向け/コントリビュータ向けのメーリングリストを用意しています。Android 向けアプリケーションの開発者の方はぜひ試してみてください。



    Google は、11 月 1 日(火)に Google Developer Day 2011 Japan をパシフィコ横浜で開催します。

    Google Developer Day は、毎年世界各地で開催されている Google の 開発者向けイベントで、日本では 2007 年より実施しています ...


    Google は、11 月 1 日(火)に Google Developer Day 2011 Japan をパシフィコ横浜で開催します。

    Google Developer Day は、毎年世界各地で開催されている Google の 開発者向けイベントで、日本では 2007 年より実施しています。

    [昨年行われたGoogle Developer Day Japan 2010 の様子]

    当日は、Android、Chrome、Google App Engine、Google Apps、Geo、HTML5 など、 Google が提供する API や技術をはじめ、Google が協力するオープンテクノロジーをテーマにしたセッションを設ける予定です。また、Google パートナーによるビジネスショーケースや、開発者によるデモを紹介する Developer Sandbox、さらにGoogle エンジニア、セッションスピーカー、専門家に直接質問できる Office Hour など、さまざまなイベントが行われます。Google のソフトウェアエンジニアや Google のテクノロジーに精通したパートナー、コミュニティの方々が一同に会する場です。

    Google Developer Day Japan 2011 に参加するには、原則として DevQuiz という恒例のクイズイベントに参加していただきます。今回の DevQuiz は、前回皆様からいただいた数多くのフィードバックをもとに改善しており、より挑戦しがいのあるものになっています。開催時期については公式サイト上で発表しますので、楽しみにしていてください。昨年の実施内容はこちらでご覧いただけます。

    さらに、10 月 29 日(土)には、Google のテクノロジーに慣れ親しんいただくことを目的としたイベント、 Boot Camp を開催します。これは開発者コミュニティである Google Technology User Group (GTUG)主催で、ハッカソンとセッションで構成する予定です。

    Google Developer Day や Boot Camp に関する最新情報は このブログや Google Code Site Group Japan にてお届けしていきます。Google Code Site Japan に登録されていない方は、この機会にぜひご登録をお願いします。

    また、Twitter アカウント:@googledevjp のフォローもお忘れなく。ハッシュタグは #gdd11jp をお使いください。DevQuiz への参加登録や、Developer Sandbox への登録に関する情報もこれらを通じてお知らせします。

    Google Developer Day Japan 2011 で皆様にお会いできることを楽しみにしています。

    なお、今年のGoogle Developer Day は、日本を含む以下の都市で開催を予定しています。

    • 9月16日: ブラジル - サンパウロ
    • 9月19-20日: アルゼンチン - ブエノスアイレス
    • 10月10日: ロシア - モスクワ
    • 10月18日: チェコ - プラハ
    • 11月1日: 日本 - 横浜
    • 11月8日: オーストラリア - シドニー
    • 11月13日: イスラエル - テル・アビブ
    • 11月19日: ドイツ - ベルリン



    [本記事はアソシエイトプロダクトマネージャーのハサン アリレザーイーによる記事を元に、再構成しました。 - 山崎]

    今年 3 月から、google.com の検索結果に 「+1 」ボタンを表示してきましたが、本日より、日本語を含む43 の言語で、+1 ボタンが検索結果に表示されるようになります。

    +1 ボタンは、とてもシンプルなアイディアを体現した機能です。「いい!」と思うにウェブページ出会ったら、「+1 」ボタンをワンクリックするだけで、その評価を友人や知り合い、広く世界のユーザーと共有することができます。同じように、あなたが検索している時に、関連性が高ければ、友人や知り合いの 「+1」 が表示されるかもしれません。

    たとえば、今年は暑くなりそうなので、夏休みは北海道に旅行しようと情報を探しているとします。検索結果に表示された湖畔のロッジを紹介しているページに、たとえばあなたの友人が+1 していたとしたら、それが検索結果に一緒に表示され、友達がおすすめしていることが一目でわかります。もし、あなたの友達にバリスタやコーヒー好きがいなくても、世界中の人がどれくらい +1 したのかが検索結果に表示されれば、サイトを選ぶときの手助けになります。

    +1 はこんな感じで、検索結果に表示されます ...


    [本記事はアソシエイトプロダクトマネージャーのハサン アリレザーイーによる記事を元に、再構成しました。 - 山崎]

    今年 3 月から、google.com の検索結果に 「+1 」ボタンを表示してきましたが、本日より、日本語を含む43 の言語で、+1 ボタンが検索結果に表示されるようになります。

    +1 ボタンは、とてもシンプルなアイディアを体現した機能です。「いい!」と思うにウェブページ出会ったら、「+1 」ボタンをワンクリックするだけで、その評価を友人や知り合い、広く世界のユーザーと共有することができます。同じように、あなたが検索している時に、関連性が高ければ、友人や知り合いの 「+1」 が表示されるかもしれません。

    たとえば、今年は暑くなりそうなので、夏休みは北海道に旅行しようと情報を探しているとします。検索結果に表示された湖畔のロッジを紹介しているページに、たとえばあなたの友人が+1 していたとしたら、それが検索結果に一緒に表示され、友達がおすすめしていることが一目でわかります。もし、あなたの友達にバリスタやコーヒー好きがいなくても、世界中の人がどれくらい +1 したのかが検索結果に表示されれば、サイトを選ぶときの手助けになります。

    +1 はこんな感じで、検索結果に表示されます。



    +1 の便利な点は、関連性の高さにあります。友人や知り合い等、あなたにとって大切な人からのおすすめ情報が、情報を検索しているまさにその時に、検索結果に表示されます。つまり、「適切な相手」から、「適切なタイミング」で、さらに「適切な方法」でオススメが表示されます。

    Google は、意味のある「+1」 を表示するために、ソーシャル検索と同じように、たとえば、Gmail のチャットリストやMy コンタクトグループ等の情報を始めとした様々なシグナルを用いています。もし、だれとどのようにつながっているのかを確認したい時には、Google ダッシュボード から「ソーシャル コネクションとソーシャル コンテンツ」のセクションをご確認ください。

    「+1」したものは、すべて公開情報として扱われます。アノテーションに表示される名前は、Google プロフィール に設定したものが表示され、名前付きのアノテーションは、ソーシャルサークル内にいる相手にのみ表示されます。

    今回の+1 リリースに際し、世界中でたくさんのサイトに+1 ボタンの設置が行われています。


    日本でも、下記のようなニュースサイト、ショッピングサイトやポータルサイトでも+1 ボタンの設置が予定されています。お気に入りの記事や商品のそばに+1 ボタンを見かけたら、ぜひクリックしてみてください。+1 は順次、表示されるようになります。

    ASCII.jpはてなブックマークニュースイザ!Impress Watch時事ドットコムマイコミジャーナルPC OnlineスポニチアネックスTechCrunch JapanYOMIURI ONLINE47NEWS東急ハンズAmebaBIGLOBEgooJUGEMLivedoor ブログ魔法のiらんど楽天ブログtenki.jpYaplog!

    +1 ボタンは、個人の方でもサイト上に設置可能です。設置方法は簡単で、コードは以下の通りです。

    <script type="text/javascript" src="https://apis.google.com/js/plusone.js">
      {lang: 'ja'}
    </script>
    <g:plusone></g:plusone>

    基本的な設定

    <html>
      <head>
        <title>+1 デモ: 基本的なページ</title>
        <link rel="canonical" href="http://www.example.com" />
        <script type="text/javascript" src="https://apis.google.com/js/plusone.js">
         {lang: 'ja'}
        </script>
      </head>
      <body>
        <g:plusone></g:plusone>
      </body>
    </html>


    +1ボタンの設置について、より詳細が知りたい方はこちらをご覧ください。
    また、ボタンのサイズなどを簡単にカスタマイズできる設定ツールも準備しました。

    いいなと思うページに出会ったら、ぜひ +1 してみてください。このブログポストも、ぜひ +1してみてください。よろしくお願いします。



    現在、Google 公認 API Expert の皆さんに運営して頂いている 準公式開発者コミュニティがありますが、新たに Google Apps API Japan というコミュニティを立ち上げることになりました。 Google AppsGoogle Apps ScriptGoogle Apps MarketPlace などについて、技術的な側面からサポートしあうためのコミュニティとなります ...


    現在、Google 公認 API Expert の皆さんに運営して頂いている準公式開発者コミュニティがありますが、新たに Google Apps API Japan というコミュニティを立ち上げることになりました。Google AppsGoogle Apps ScriptGoogle Apps MarketPlace などについて、技術的な側面からサポートしあうためのコミュニティとなります。


    Google Apps API Japan の API Expert には、中村敦さん(@atusi Google Wave API の API Expert から移行)と小川信一さん(@shin1ogawa Google App Engine の API Expert と兼務)にご就任頂きます。

    本コミュニティへの参加をご希望の方は、下記から groups にお申し込みください。

    http://groups.google.com/group/google-apps-api-japan/


    なお、先週開催した第一回 GTUG Girls Meetup では、Google Apps Script (GAS) のハンズオンを行い、中村さん・小川さんはチューターとして活躍していただきました。参加者からは「GAS は初めて使ったけど、面白かった」「知らなかったけど使ってみると便利」との意見が寄せられました。ご参考まで、GTUG Girls で使われた資料を下記にも掲載します。


    ぜひお試しください。



    7 月 2 日と 3 日に、「Android デベロッパーラボ 東京 2011」を開催することになりました。

    このイベントは Android アプリ開発者を対象とし、今年 2 月にリリースした Android Honeycomb を中心に、午前中はセッション、午後はコードラボという一日イベントを予定しています。コードラボでは Honeycomb のタブレット向けアプリを作るための情報をお伝えします。

    下記の開催要項をご覧頂き、お申し込みください。なお、本イベントでは Honeycomb 向けのアプリケーション開発を実際に行って頂くため、過去に Android アプリの開発経験がある方にぜひお申し込み頂きたいと考えています。座席数に限りがあるため、応募者多数の場合は Android Market に Android アプリを既に公開されている方を優先として選定させて頂きます。お申込みフォームに 、 Android Market に公開されているご自身が開発されたアプリのパッケージ名をご記入ください ...


    7 月 2 日と 3 日に、「Android デベロッパーラボ 東京 2011」を開催することになりました。

    このイベントは Android アプリ開発者を対象とし、今年 2 月にリリースした Android Honeycomb を中心に、午前中はセッション、午後はコードラボという一日イベントを予定しています。コードラボでは Honeycomb のタブレット向けアプリを作るための情報をお伝えします。

    下記の開催要項をご覧頂き、お申し込みください。なお、本イベントでは Honeycomb 向けのアプリケーション開発を実際に行って頂くため、過去に Android アプリの開発経験がある方にぜひお申し込み頂きたいと考えています。座席数に限りがあるため、応募者多数の場合は Android Market に Android アプリを既に公開されている方を優先として選定させて頂きます。お申込みフォームに 、 Android Market に公開されているご自身が開発されたアプリのパッケージ名をご記入ください。

    ■開催概要


    - 名称:Android デベロッパーラボ 東京 2011
    - 主催:Google
    - 日時:第一回:2011 年 7 月 2 日(土曜日)10:00 - 18:00
         第二回:2011 年 7 月 3 日(日曜日)10:00 - 18:00
         ※内容は同じです。

    - 会場:
    Google 東京オフィス
    東京都港区六本木 6 丁目 10 番 1 号
    六本木ヒルズ森タワー 27 F

    - 参加費:無料

    - 参加条件:
    - Android アプリケーションの開発者
    - ご本人のみが参加可能です。代理の方は入場できません。
    - ご参加頂けるのは、7月2日と7月3日のいずれか一日のみとなります。
    - Android 開発環境の整った wifi 接続可能なパソコンをご用意ください。


    ■プログラム概要(当日変更になる可能性がございます)

    10:00-10:30 Honeycomb のご紹介
    10:30-11:20 プログラミングTips
    11:20-11:30 休憩
    11:30-12:30 スマートフォンとタブレット用UIデザイン
    12:30-13:00 Android Market の 新機能
    13:00-14:00 ランチ
    14:00-18:00 コードラボ

    お申し込み方法:http://goo.gl/HT6UY
    お申し込み期限:2011年6月22日(水曜日)
    参加できる方のみにメールにてご連絡致します。

    ※以下、6/22 追記

    ■フォローアップイベント開催のお知らせ

    本イベントに参加して頂いた方向けに、約 90 日後にフォローアップイベントを行うことが決定しました。本イベントでお知らせしたことを元に、ぜひ皆様には素晴らしい HoneyComb アプリを作って頂きたいと考えております。そしてフォローアップイベントの際に選ばれたアプリは Android Market でフィーチャーされ、そのアプリの開発者の方には Google I/O 2012 のチケットがプレゼントされる予定です。「日本発の素晴らしい Android アプリを作ってくださる開発者の皆様を支援したい」という目的で開催するイベントシリーズですので、ぜひご参加頂ければと思います。


    ■FAQ

    Q: スピーカーは誰ですか?
    A: Google の developer relations チームの Android 担当が来日し、
    4人の developer advocate (うち一人は日本人)が講演と
    コードラボのチューターを行う予定です。
    Android アプリを開発しておられる方で、Android チームに質問したいことがあった方は
    直接質問できるチャンスです。

    Q: 講演は日本語?英語?
    A: 日本人の developer advocate は日本語での講演、
    日本人以外の講演は英語ですが、通訳がつきます。

    Q: 質問するのが苦手なのですが。。。
    A: 声を出して質問するのが苦手な方向けに Google Moderator を用意し
    質問を挙げて頂けるようにする予定です。

    Q: イベントの目的は?
    A: タブレット向けのアプリ開発についての UI やベストプラクティスについて
    日本語での情報提供を行い、皆様が良質な HoneyComb 向けアプリを
    開発できるよう、支援させて頂くことが目的です。
    そのために、講演のほかハンズオンのコードラボも実施します。

    Android チームは開発者の皆様とお会いできることを楽しみにしています。



    このたび GTUG Girls の設立と、それに伴う第一回 meetup の開催が決定しましたのでお知らせ致します ...


    このたび GTUG Girls の設立と、それに伴う第一回 meetup の開催が決定しましたのでお知らせ致します。

    ●GTUG とは

    Google Technology User Group を略して GTUG と呼びます。GTUG とは、Android や Chrome、Google App Engine や Google Maps API など、Google が提供している様々な開発者向けのテクノロジーや API に関心のある開発者の皆さんによって構成されたコミュニティです。

    ご参考:Google Technology User Group についてのご紹介

    GTUG は地域密着で、世界には現在 247 個、日本には現在 6 個の GTUG が存在しています。(東京 GTUG京都 GTUG東海 GTUG四国 GTUG中国 GTUG九州 GTUG)

    現在までに東京 GTUG では 2 回、京都 GTUG では 1 回、女性のみのコードラボやハッカソンを開催してきました。その際に女性のみのテクノロジーコミュニティが熱望されていることを感じました。そこで今回立ち上げたのが GTUG Girls です。

    ●GTUG Girls

    GTUG Girls とは女性のための GTUG コミュニティで、今後情報交換や勉強会、イベントなどを行う予定です。日本全国の女性が参加できますが、イベントを開催する場合は場所が特定されますので、各地の GTUG での開催という形になります。



    GTUG Girls への参加をご希望の方は、こちらのメーリングリストにご登録ください。

    ●第 1 回 GTUG Girls Meetup

    さっそくですが、6 月 23 日に第 1 回 GTUG Girls Meetup を開催する予定です。今までのガールズハッカソンで Android / HTML5 / Google App Engine を扱ってきました。今回は Google Apps Script のハンズオンを行う予定です。Google Apps Script を使ったことがない、という方もご参加ください。

    ※本イベントは定員に達したため、申し込みを終了しました。

    ==イベント概要==

    日時: 2011 年 6 月 23 日(木) 19:00 〜 21:30 (受付 18:30-)
    会場: 株式会社ミクシィ 7 階 0725 Seminar room
    住所: 東京都渋谷区東1-2-20 住友不動産渋谷ファーストタワー7F
    地図: http://mixi.co.jp/profile/info/#map
    参加費:無料
    持ち物:ハンズオン形式で行います。必ず無線LAN接続のできるノートPCを持参してください。
    定員:50 名(先着順)
    主催:GTUG Girls / 東京 GTUG
    協力:Google



    [Google Chrome チームによるこの記事は、 Google Japan Blog とのクロスポストです。-山崎]

    本日、Chrome 安定版の最新バージョンをリリースしました。1億6000万のChrome ユーザーのために、セキュリティとグラフィックの性能をさらに向上しました。

    新しいChrome 12 はセーフ ブラウジングの技術が強化されており、マルウェアやフィッシングサイトからユーザーを守るだけでなく、悪意があるコンテンツが含まれたファイルがダウンロードされる際は警告します。この機能は、Chrome ないしGoogle がユーザーのクリックしたURLやダウンロードするファイルの内容を把握することなく、悪意のあるコンテンツだけを見つけられるように、慎重に設計されています。

    さらに、ウェブサイトからコンピュータに保存されるデータについても、ユーザー側でもっとコントロールできるようにしました。例えば一般的にFlash クッキーと呼ばれるFlash Player のLocal Shared Objects は、これから ...


    [Google Chrome チームによるこの記事は、 Google Japan Blog とのクロスポストです。-山崎]

    本日、Chrome 安定版の最新バージョンをリリースしました。1億6000万のChrome ユーザーのために、セキュリティとグラフィックの性能をさらに向上しました。

    新しいChrome 12 はセーフ ブラウジングの技術が強化されており、マルウェアやフィッシングサイトからユーザーを守るだけでなく、悪意があるコンテンツが含まれたファイルがダウンロードされる際は警告します。この機能は、Chrome ないしGoogle がユーザーのクリックしたURLやダウンロードするファイルの内容を把握することなく、悪意のあるコンテンツだけを見つけられるように、慎重に設計されています。

    さらに、ウェブサイトからコンピュータに保存されるデータについても、ユーザー側でもっとコントロールできるようにしました。例えば一般的にFlash クッキーと呼ばれるFlash Player のLocal Shared Objects は、これからはAdobe 社のサイトだけでなくChrome の設定画面でも簡単に削除できるので、プライバシーの管理がユーザー側でも効率的に行えます。

    Chrome のグラフィックの性能も向上しました。3D CSS のハードウェアアクセラレーションをサポートすることにより、3D エフェクトを採用した一部のウェブサイトやウェブアプリケーションをさらに高速に実行可能にしました。今回、Windows Vista / Mac OS X 10.6 かそれ以上の環境でChrome をお使いの方向けに、このアップデートを体感できる実験、"Shaun the Sheep"(英語)をご用意しました。


    可愛らしいひつじのビデオが現れるこのシンプルな実験では、ビデオの画面を回転させたり、下の水たまりに映る光の反射をコントロールしたり、ビデオを半透明にしたりできます。画期的な操作をぜひお楽しみください。

    すでにChrome をお使いの方については、アップデートはいつも通り自動的に行われます。最新版は6週間ごとにリリースされます。今後のアップデートにもご期待ください。



    [本記事は、The Chromium Blog にて Google ソフトウェアエンジニアの Peter Kasting が執筆したブログ記事 "UA String Changes Coming In Chrome 11" を元に、Google シニアエンジニアリングマネージャの及川卓也が解説した記事です。 -山崎]

    ウェブサイトやウェブアプリケーションはユーザーの利用しているブラウザ情報を取得するためにユーザーエージェント(UA)文字列を利用します。この UA 文字列はユーザーの OS やブラウザ環境を識別するための文字列です ...


    [本記事は、The Chromium Blog にて Google ソフトウェアエンジニアの Peter Kasting が執筆したブログ記事 "UA String Changes Coming In Chrome 11" を元に、Google シニアエンジニアリングマネージャの及川卓也が解説した記事です。 -山崎]

    ウェブサイトやウェブアプリケーションはユーザーの利用しているブラウザ情報を取得するためにユーザーエージェント(UA)文字列を利用します。この UA 文字列はユーザーの OS やブラウザ環境を識別するための文字列です。

    Chrome 11 ではこの UA 文字列の変更が行われました。互換性を考慮はしていますが、ウェブサイトやウェブアプリケーションの動作に影響を与える可能性があります。以下の変更をご理解いただき、今一度、ウェブサイトやウェブアプリケーションの設定をご確認ください。

    まず、Chrome 10 での UA 文字列の例を示します。
    Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.0; en-US) AppleWebKit/534.16 (KHTML, like Gecko) Chrome/10.0.648.204 Safari/534.16

    Mozilla/5.0 (X11; U; Linux x86_64; en-US) AppleWebKit/534.16 (KHTML, like Gecko) Chrome/10.0.648.204 Safari/534.16
    同じプラットフォームでの Chrome 11 の UA 文字列はそれぞれ次のようになります。
    Mozilla/5.0 (Windows NT 6.0; WOW64) AppleWebKit/534.24 (KHTML, like Gecko) Chrome/11.0.696.16 Safari/534.24

    Mozilla/5.0 (X11; Linux x86_64) AppleWebKit/534.24 (KHTML, like Gecko) Chrome/11.0.696.16 Safari/534.24
    この違いを詳しく解説します。Chrome 11 では主に 4 つの変更点があり、そのうちの 2 つは Windows 固有のものです。

    Windows では、最初の「Windows;」というプラットフォーム識別子が削除されました。これは 、その後に続く OS のバージョン識別子と重複しており、また、UA 文字列にこの識別子をもたない Internet Explorer との互換性を高めるためです。

    次に、「U」という SSL の暗号強度を示すトークンが削除されました。このトークンは 10 年以上も前のもので、米国輸出法が、いろいろな国に輸出されるソフトウェアに組み込む暗号強度を限定したときに用意されたものです。その有効な値は、「U」(USA を表し、128 ビットビット暗号化に対応)、「I」(インターナショナルを表し、40 ビット暗号化に対応)、「N」(暗号化のサポートなし)です。その後、暗号技術に対する輸出規制は大きく変更され、現在ではすべてのブラウザが 128 ビットの SSL サポートをしているので、強度を示す必要はありません。

    Windows の 64 ビット版では、64 ビット版であることを示すトークンが OS のバージョンの後に追加されました。Windows 64 ビット版で動く Chrome 32 ビット版には、「WOW64」を追加しました(WOW64 は「Windows 32 on Windows 64=Windows 64 ビット上の Windows 32 ビット」の略で、マイクロソフトが 32 ビット互換のサブシステムに与えた名前です)。Chrome のソースコードでは、64 ビットネイティブのビルドに対してさらに識別子を追加しました。たとえば、「Win64;x64」(x64 ベースのプロセッサ)、「Win64; IA64」(Itanium システム)です(ただし、現在は、このビルドは公開しておらず、当面の予定でしかありません)。これらのトークンは、ネイティブな実行可能ファイルに対するダウンロードリンクを提供したり、Internet Explorer が利用するものに一致することを必要とするサイトにとって便利です。

    ロケールは削除されました。ブラウザがどのような言語に対応するかを知りたいウェブ開発者は HTTP ヘッダーの Accept-Language を利用すべきです。これは、複数のロケールを与えることができます。

    皆様の中にはどうしてこのような変更を行ったか疑問に思われる方もいらっしゃると思います。

    ウェブサイトはすべてのブラウザの UA 文字列を確認するために、共通のコードを持つ傾向にあります。異なるブラウザがお互いに同期して維持されることは重要なことです。Mozilla も Firefox 4 で同様の変更を行っています(さらに詳しいことは、 http://hacks.mozilla.org/2010/09/final-user-agent-string-for-firefox-4/ をご覧ください)。開発者の混乱を小さくするために、Chrome もなるべく早くあわせたいと考えました。

    これらの変更は Canary ビルドや Dev ビルドなどを使って、十分な検証を行ってあります。Google サイトで一時問題が発生していましたが、問題となっていた UA 文字列解析ライブラリは既に修正されています。新しい UA 文字列が原因で問題が起きる他のサイトを発見したら、代わりの UA 文字列を Chrome が持つ ように、コマンドラインに --user-agent=<ここに任意の文字列を挿入します> というフラグをつけて Chrome を起動してください(アドレスバーで、about: とタイプしてエンターキーを押せば、Chrome がウェブサイトに送信する UA 文字列を再度確認できます)。



    [Google が参加する次世代インターネットプロトコルの 24 時間のトライアル World IPv6 Day  が 2 日後に迫りました。1977 年に ARPA インターネットリサーチプロジェクトのプログラムマネージャーだった Vint Cerf は、現在は Google の IPv6 への取り組みの原動力の 1 人。彼がパケット網インターコネクションの実験で、32 ビットのアドレス形式を選んで以来、既に 30 年間以上、32 ビットのアドレスが使われてきました。しかしインターネットの急激な拡大に伴い、IPv4 のアドレスは枯渇し始めています。World IPv6 Day では、他の大手ネット企業と共に IPv6 に対応する実験を行うことで、産業界の準備が進み、課題を明らかにすると共に一つ一つ解決していけるよう支援したいと思います。この記事では、Google シニアエンジニアリングマネージャの及川卓也が現在までの Google の IPv6 の取り組みについて紹介します。 -山崎] ...


    [Google が参加する次世代インターネットプロトコルの 24 時間のトライアル World IPv6 Day  が 2 日後に迫りました。1977 年に ARPA インターネットリサーチプロジェクトのプログラムマネージャーだった Vint Cerf は、現在は Google の IPv6 への取り組みの原動力の 1 人。彼がパケット網インターコネクションの実験で、32 ビットのアドレス形式を選んで以来、既に 30 年間以上、32 ビットのアドレスが使われてきました。しかしインターネットの急激な拡大に伴い、IPv4 のアドレスは枯渇し始めています。World IPv6 Day では、他の大手ネット企業と共に IPv6 に対応する実験を行うことで、産業界の準備が進み、課題を明らかにすると共に一つ一つ解決していけるよう支援したいと思います。この記事では、Google シニアエンジニアリングマネージャの及川卓也が現在までの Google の IPv6 の取り組みについて紹介します。 -山崎]

    Google Japan Blog にて公開した記事「IPv6 への移行に向けた実験を実施します」でお知らせした通り、Google は来る 6 月 8 日に World IPv6 Day に参加し、将来の IPv6 への準備をさらに進めることを予定しています。

    ここでは、現在までの Google の IPv6 の取り組みについて紹介します。

    Google 社内では以前から IPv6 への取り組みが行われていましたが、対外的なサービスでの IPv6 対応が開始されたのは 2008 年になります。まずは、google.com でのウェブ検索が IPv6 対応されました。別のドメインとして ipv6.google.com を用意し、IPv6 対応の OS やブラウザを持つユーザーが IPv6 で接続し検索した場合に、IPv6 で検索結果を返すものとなっています。ついで、日本でも同じサービスを開始しています。ipv6.google.co.jp で今でも利用できます。

    その後、Google ではすべての Google のサービスの IPv6 化に向けて、Google over IPv6 を開始しました。これは、ipv6.google.com や ipv6.google.co.jp のように別ドメインで明示的にユーザーの方に IPv6 を指示していただくのではなく、IPv4 で使っているのと同じように Google サービスを使っていただくだけで、IPv6 で接続されるものです。例えば、www.google.com にアクセスするだけで、IPv6 を使って接続し、検索結果も IPv6 で返ってきます。もはや別の URL を入力する必要がありません。

    この Google over IPv6 は、ただし、限定された ISP にのみ提供されています。

    IPv6 で接続する場合、ホスト名をアドレスに変換するために、DNS リゾルバーが A もしくは AAAA レコードを DNS サーバーに問いかけます。Google は一般の DNS リゾルバーに対しては IPv4 用のアドレスである A レコードしか返しません。

    しかし、あらかじめ IPv6 の接続が確認できているネットワークの DNS リゾルバーに対しては AAAA レコードを返すようにしました。これにより、この「あらかじめ IPv6 の接続が確認できている」、すなわち Google over IPv6 に参加しているユーザーは同じ URL で Google 側が IPv6 対応できているサービスについては IPv6 で接続できるようになったのです。

    この Google over IPv6 上で利用できる Google サービスは当初は限定的でしたが、現在ではほぼすべての Google サービスで利用できるようになり、2010 年 2 月には YouTube も利用できるようになっています。

    この Google over IPv6 の利用には、ISP の申し込みが必要です。条件としては、1) 十分に低いレイテンシーであること 2) プロダクション品質の IPv6 のサポートと信頼性があること 3) IPv6 用に専用の DNS サーバーを用意していること 4) ユーザーに対し、Google over IPv6 をオプトインで利用できるようにし、問題が生じた場合にオプトアウトできる仕組みを備えていること があります。

    このように、ISP を限定し、IPv6 で利用できるユーザーを制限したのは、まだ IPv6 の接続が必ずしも十分に安定したものになっていないためです。IPv6 アドレスを持っていても接続できない、もしくは接続できても IPv4 に比べて不安定である、速度が遅いなど、いろいろな問題が想定されます。そのため、そのような問題が生じないことをあらかじめ確認できた環境のユーザーにのみ提供するという手段をとっています。

    Google over IPv6 についての詳しい解説は Google over IPv6 をご覧ください。

    World IPv6 Day においては、この限定されたユーザーにのみ提供されていた Google の IPv6 接続環境をすべてのユーザーに提供します。

    最後に Google が独自に調査した現在の IPv6 の利用状況を紹介しましょう。Google は www.google.com にアクセスしたユーザーの IPv6 環境を分析しています。分析の方法については、公開されている論文をご覧ください。以下がそのグラフになりますが、まだ少ないものの、IPv6 接続できるユーザーが増えていること、その中でもネイティブ環境での接続が増えつつあることがわかります。Teredo や 6to4 などのトンネル環境でのユーザーは減少傾向にあります。



    冒頭で説明した ipv6.google.com や ipv6.google.co.jp ですが、これらにアクセスしても接続ができないという人も多いと思います。その多くは IPv4 でアクセスされているためです。もしくは IPv6 環境があるものの、なんらかの理由で接続に失敗しているためです。この後者のような問題を把握するのが 6 月 8 日に行われる World IPv6 Day です。一部、接続などで問題が生じるかもしれませんが、将来に向けての大事な実験であることをご理解いただければ幸いです。皆様とともに持続可能なインターネット環境を切り開くために、Google はさまざまな試みを続けていく予定です。



    Google API Expert はGoogle が認定した API やツールに精通したデベロッパーの方々です。現在、18 名の Google API Expert が 8 つ の準公式コミュニティを運営し、Google が提供する API やツールを利用するデベロッパーの皆さまをサポートしています。

    【準公式コミュニティとAPI Expert の一覧】
    http://sites.google.com/site/devreljp/Home/api-expert

    API Expert の皆さんと Google は最新の情報を交換し、交流を深める API Expert ミーティングを定期的に開催しています。このミーティングでは、各コミュニティに投稿された質問や要望を Google のエンジニアと共に確認したり、今後のコミュニティ主催のイベントを考えたりと、コミュニティの充実と発展について皆で議論しています ...


    Google API Expert はGoogle が認定した API やツールに精通したデベロッパーの方々です。現在、18 名の Google API Expert が 8 つ の準公式コミュニティを運営し、Google が提供する API やツールを利用するデベロッパーの皆さまをサポートしています。

    【準公式コミュニティとAPI Expert の一覧】
    http://sites.google.com/site/devreljp/Home/api-expert

    API Expert の皆さんと Google は最新の情報を交換し、交流を深める API Expert ミーティングを定期的に開催しています。このミーティングでは、各コミュニティに投稿された質問や要望を Google のエンジニアと共に確認したり、今後のコミュニティ主催のイベントを考えたりと、コミュニティの充実と発展について皆で議論しています。

    5 月 25 日に開催された API Expert ミーティングの内容から、いくつかハイライトをお伝えします。今回の大きな話題は、5 月 10 日 - 11 日にサンフランシスコで開催された Google I/O でした。Google I/O には、10 名の API Expert が参加されました。現地に行かなければ得られないさまざまなことを語っていただきました。なお、この Google I/O については、翌日(5 月 26 日)に開催の東京 GTUG 主催の GoogIe I/O 報告会 でも発表が行われました。

    今回のミニ TechTalk は、Google のエンジニアの 鵜飼文敏より、 「Go言語」をテーマに講演が行われました。なぜ Go 言語が使われているのか、その本質に迫ります。詳しくは、下記のビデオとスライドをご覧ください。

    [ビデオ]


    【この 1 ヶ月にリリースされたツールおよびAPI】
    Google I/O では、34 件も発表がありましたが、その中からいくつかを紹介します。
    ■ Tasks API
    ■ Books API
    ■ Page Speed Online API
    ■ Google Places API
    ■ Google Prediction API
    ■ Fusion Tables API
    その他の発表と詳細についてはこちらの記事(英語)からご覧ください。

    【イベントのお知らせ】
    すでに開催済のイベント
    GAS 勉強会 #3
    API Experts による Tokyo GTUG 主催の Google IO 報告会
    第 17 回 HTML5 とか勉強会 @ mixi 

    今後のイベント
    ■ 第 18 回 HTML5 とか勉強会 6 月下旬に Google オフィスにて開催予定

    次回の API Expert ミーティングは、6 月下旬に開催を予定しています。