11 月 1 日、DevQuiz を突破した開発者の方々を含む多数の来場者をパシフィコ横浜に迎え、Google Developer Day 2011 Japan が開催されました。今回のテーマは Android、Chrome/HTML5、Cloud、Google+。朝 10 時からの基調講演では、これらをテーマに、8 名が登壇し、それぞれのテクノロジーの最新事情とクールなデモンストレーションが紹介されました。それでは簡単に基調講演の様子を紹介します。

Android に関してはデベロッパーアドボケイトの Tim Bray が登壇し、Android SDK の最新バージョンである ICS (Ice Cream Sandwich) を紹介。同じくデベロッパーアドボケイトの Tony Chan からは、顔認証機能などの新機能がデモで紹介され、日本の Android 開発者、神原健一さんによるセカイフォンの紹介が行われました。

続いて、Chrome/HTML5 ではシニアエンジニアリングマネージャーの及川卓也がウェブアプリケーションの開発プラットフォームとしての Chrome/HTML5 の進化について語りました。また、デベロッパーアドボケイトの北村英志から、Audio API、WebM など HTML5 関連技術を使ったアプリケーションがいくつか紹介されました。

次に、Cloud をテーマにプロダクトマネージャーの Brad Abrams が登壇し、デベロッパーアドボケイト松尾貴史によるデモも交えながら、Google App Engine、Google Cloud Storage、Prediction API、Google Cloud SQL などが紹介されました。続けて、同じく Brad Abrams がGoogle+ Platform、Hangout API の技術紹介を行い、デベロッパープログラムズエンジニアの Daniel Wolff Dbson により Hangoutbots というサンプルプロジェクトのデモが行われました。

最後に、プロダクトマネージメントディレクターの徳生健太郎より、日本の開発者コミュニティの価値向上とパワーアップへの期待の言葉が述べられ、基調講演が締めくくられました。その言葉とは、「なにごともエンジニアありき」「 百聞は一デモに如かず 」「日本でイケる!と思ったら 世界のみんなも同感するかも」でした。

午後のブレイクアウトセッションでは、基調講演で紹介された Google が提供する API や技術、さらには、Google が協力するオープンテクノロジーをテーマに Google 技術の効果的な活用方法が紹介されました。オフィスアワーも盛況で、来場者は熱心にスピーカに対して質問を行っていました。

さらに、ブレイクアウトセッション以外にも、デベロッパーサンドボックス、Open Call のファイナリストによる展示などに大勢の方が興味を持って見入っていました。

ハイライト動画を公開しましたので、ぜひご覧下さい。



なお、今回は昨年に引き続き、YouTube によるライブ配信も行われ、基調講演と午後の 2 つのセッションルームの様子を配信し、横浜の会場に来られなかった皆さんにもお楽しみ頂くことができました。

また、今年も多くのボランティアの皆さんに GDD の運営をお手伝いいただきました。円滑な運営を支えていただいた数多くのボランティアの皆さんに改めて感謝したいと思います。そしてスピーカーの皆様、スタッフの皆様、ご来場頂いた全ての皆様に厚く御礼申し上げます。