Google 日本語入力の開発版をアップデートしました。(1.3.911.10x)
2011年11月29日火曜日
Posted by 山崎富美 / Developer Relations Team
[Google 日本語入力チームのソフトウェアエンジニア、保呂毅から Google 日本語入力の開発版のアップデートについての寄稿をもらいました。- 山崎]
年末も近づき、急に寒くなってきましたが、風邪など引いていませんでしょうか。
こう寒いと、お酒を飲みながら鍋をつついて温まりたくなってきますね。
さて、本日、 Google 日本語入力開発版 (Win, Mac) をアップデートしたことをお知らせします。既に Google 日本語入力開発版をお使いの場合は自動的に更新されますので、そのままお待ちください。オープンソース版は近日中にアップデートいたします。
主な変更点は以下の様になります。
これからも、Google 日本語入力をよりよくしようと、チーム一同で開発を進めていきます。お気づきの点がありましたら、ぜひヘルプフォーラムからお知らせください。みなさんのフィードバックがなによりの励みになります。
こう寒いと、お酒を飲みながら鍋をつついて温まりたくなってきますね。
さて、本日、 Google 日本語入力開発版 (Win, Mac) をアップデートしたことをお知らせします。既に Google 日本語入力開発版をお使いの場合は自動的に更新されますので、そのままお待ちください。オープンソース版は近日中にアップデートいたします。
主な変更点は以下の様になります。
共通の変更点
- Web から構築した辞書を更新しました。
- 異なるマシン間でユーザー辞書や設定が同期できるようになりました。
- 同期機能の動作はアップデート後の再ログイン以降に有効になります。
- 同期用の辞書が自動的に作成されます。
- オープンソース版は同期機能をサポートしていません。
- 同期機能に関する詳細はヘルプページにて近日中に公開予定です。
- 助詞から入力を始めた場合に、文頭の助詞がカタカナになりやすい問題を修正しました。
- ユーザー辞書に登録された活用する単語で、終止形が入力されていると判断した場合は、自動で語幹を推測するようになりました。(Google 日本語入力のユーザー辞書は、語幹での登録を本来想定しています。詳細についてはヘルプフォーラムのスレッド「辞書登録した動詞が変換されません」を参照してください)
- 文字パレットの Unicode 文字カテゴリが拡充されました。(表示には対応フォントが必要です)

- サジェスト候補選択時にも用例辞書が表示されるようになりました。
- 記号辞書を拡充しました。(例) ひこうき → ✈、でんわ → ✆
- 用例辞書を更新しました。
- 「プレゼンテーションモード」が導入されました。同モードを設定すると、すべてのサジェスト機能が一時的に無効化されます。設定ダイアログのプライバシーのタブから設定できます。
- ユーザー辞書に登録した単語が、変換時に別の文字に置き換えられることがある問題を修正しました。なお、ユーザー辞書を作成し直す必要はありません。
- Windows 環境で、ユーザー辞書に登録された以下の文字はそのまま出力されるようになります。
- CENT SIGN (U+00A2)
- POUND SIGN (U+00A3)
- YEN SIGN (U+00A5)
- NOT SIGN (U+00AC)
- OVERLINE (U+203E)
- WAVE DASH (U+301C)
- DOUBLE VERTICAL LINE (U+2016)
- MINUS SIGN (U+2212)
- ユーザー辞書に登録した半角文字列が意図せず全角化されて変換候補に現れる問題を修正しました。
- 入力文章確定後に、カーソル位置を移動してから確定取り消しを行うと、意図しない確定取り消しが行われてしまう問題を修正しました。
- 確定取り消しが使用できないとき、確定取り消しに割り当てられているキーイベントをアプリケーション側で処理するように変更しました。
- 連続した入力をひとまとめの確定履歴として記録する機能が、IME をオフにしたときに適切にクリアされない問題を修正しました。(詳細および再現手順についてはヘルプフォーラムのスレッド「郵便番号 サジェスト」を参照してください)
共通の変更点
- Web から構築した辞書を更新しました。
- 異なるマシン間でユーザー辞書や設定が同期できるようになりました。
- 同期機能の動作はアップデート後の再ログイン以降に有効になります。
- 同期用の辞書が自動的に作成されます。
- オープンソース版は同期機能をサポートしていません。
- 同期機能に関する詳細はヘルプページにて近日中に公開予定です。
- 助詞から入力を始めた場合に、文頭の助詞がカタカナになりやすい問題を修正しました。
- ユーザー辞書に登録された活用する単語で、終止形が入力されていると判断した場合は、自動で語幹を推測するようになりました。(Google 日本語入力のユーザー辞書は、語幹での登録を本来想定しています。詳細についてはヘルプフォーラムのスレッド「辞書登録した動詞が変換されません」を参照してください)
- 文字パレットの Unicode 文字カテゴリが拡充されました。(表示には対応フォントが必要です)
- サジェスト候補選択時にも用例辞書が表示されるようになりました。
- 記号辞書を拡充しました。(例) ひこうき → ✈、でんわ → ✆
- 用例辞書を更新しました。
- 「プレゼンテーションモード」が導入されました。同モードを設定すると、すべてのサジェスト機能が一時的に無効化されます。設定ダイアログのプライバシーのタブから設定できます。
- ユーザー辞書に登録した単語が、変換時に別の文字に置き換えられることがある問題を修正しました。なお、ユーザー辞書を作成し直す必要はありません。
- Windows 環境で、ユーザー辞書に登録された以下の文字はそのまま出力されるようになります。
- CENT SIGN (U+00A2)
- POUND SIGN (U+00A3)
- YEN SIGN (U+00A5)
- NOT SIGN (U+00AC)
- OVERLINE (U+203E)
- WAVE DASH (U+301C)
- DOUBLE VERTICAL LINE (U+2016)
- MINUS SIGN (U+2212)
- ユーザー辞書に登録した半角文字列が意図せず全角化されて変換候補に現れる問題を修正しました。
- 入力文章確定後に、カーソル位置を移動してから確定取り消しを行うと、意図しない確定取り消しが行われてしまう問題を修正しました。
- 確定取り消しが使用できないとき、確定取り消しに割り当てられているキーイベントをアプリケーション側で処理するように変更しました。
- 連続した入力をひとまとめの確定履歴として記録する機能が、IME をオフにしたときに適切にクリアされない問題を修正しました。(詳細および再現手順についてはヘルプフォーラムのスレッド「郵便番号 サジェスト」を参照してください)
Windows 版の変更点
- CapsLock に対応しました。
- VK_PACKET でサロゲートペア文字列が送られてきた場合にも、正しく処理するようになりました。
- 文字パレットや手書き文字入力ツール起動時に、使用中のアプリケーションがフォーカスを失ってしまう問題を修正しました。
Mac 版の変更点
- Lion 環境で Google 日本語入力が言語選択から消えてしまう問題を修正しました。
- Lion 環境で変換候補をクリックで選択できない問題を修正しました。
オープンソース版の変更点
- Windows 用 OSS Mozc のビルドに、Visual C++ 2010 が利用可能になりました。
- IBus 1.2 以降の環境での確定取り消しに対応しました。
- IBus 1.4 以降の環境での再変換に対応しました。
- IBus 版で言語バーに「単語登録」「手書き文字入力」「文字パレット」を追加しました。
- mozc.el が英数トグルキーを扱えない問題を修正しました。 (Issue 101)
- SCIM 版でクラッシュが発生する問題を修正しました。 (Issue 104)
- debian/control の依存パッケージに libibus-1.0-dev を追加しました。(Issue 106)
- ibus-mozc の rank 値を 80 に変更しました。
これからも、Google 日本語入力をよりよくしようと、チーム一同で開発を進めていきます。お気づきの点がありましたら、ぜひヘルプフォーラムからお知らせください。みなさんのフィードバックがなによりの励みになります。

