[本日公開したGo 節電プロジェクトの API について、 Google シニアエンジニアリングマネージャの及川卓也が紹介してくれました。 -山崎]

関東地方では梅雨も開け、本格的な猛暑の季節がやってきました。厳しい暑さに加えて、今夏予測される供給電力不足は社会にも大きく影響を与える可能性があり、企業だけでなく、個人にもさらなる節電がお願いされています。

Google でも、このような毎日の節電をサポートするために、「Go 節電プロジェクト」をスタートしていますが、本日、電力会社から提供される電力予報データを使いやすくする Go 節電プロジェクト API の提供を開始いたしました。現在は東京電力のデータにのみ対応していますが、随時情報元を追加していきます。

Go 節電プロジェクトの API は、みんなの電力消費や電力会社の電気供給力の情報を取得できるオープンな API です。Go 節電プロジェクト API でできることは以下の通りです。

  1. みんなが消費している電力量の情報取得
  2. みんなが過去に消費した電力消費量の情報取得
  3. 電力会社が予想する、みんなの最大電力消費に関する情報の取得
  4. 電力会社の最大電気供給力に関する情報の取得

東京電力から提供される電力の使用状況データと過去の電力使用実績データを開発に使いやすい形に加工して提供します。具体的には、RESTful API としてパラメータを与えることにより、JSON、 XML または CSV 形式でレスポンスを得ることができます。

この API を使うためにデベロッパー登録などのステップは必要ありません。より多くのデベロッパーやメディアの方々にこのデータを使っていただき、さらなる節電につながることを目指しています。

Go 節電プロジェクト API の利用方法は Go 節電プロジェクト API 説明ページをご覧ください。