[Google 日本語入力チームのソフトウェアエンジニア松崎剛士から Google 日本語入力の開発版のアップデートについての寄稿をもらいました - 山崎]

毎年この季節になると、今月が 28 日で終わってしまうことに驚かされてしまうのですが、皆様はいかがでしょうか。大雪が降ったりで寒さの厳しかったように思われたこの冬ですが、近所の神社では梅の花が満開で、そろそろ訪れるだろう春を感じさせてくれています。

さて、本日 Google 日本語入力開発版をアップデートしましたのでお知らせします。今回のアップデートは Windows 版とオープンソース版のみになります。この更新で、リアルタイム変換機能と確定取り消し機能が搭載されました。主な変更点は以下のとおりです。


共通の変更点


  • リアルタイム変換機能が追加されました。この機能は、入力中の文字の変換結果をサジェストウィンドウへリアルタイムに表示するものです。この機能はデフォルトでは無効となっています。設定ダイアログのサジェスト設定で、「リアルタイム変換を有効にする」にチェックを入れると試すことができます。





  • 活用処理に不備があり、一部の動詞の命令形が変換できない問題を修正しました。
  • Web から構築された辞書をアップデートしました。
  • ユーザー辞書の品詞に「短縮よみ」を追加しました。短縮よみとして登録された単語は、単独で入力されたときのみに候補に表示されます。例えば、「Google 日本語入力」を読み「ぐ」で単語登録した場合、入力文字が「ぐ」だけの時に変換すると「Google 日本語入力」が変換候補に出てきます。





  • ユーザー辞書の品詞に「抑制単語」を追加しました。候補に出して欲しくない単語がある場合、品詞を抑制単語として登録することで実現できます。
  • 単語登録ダイアログが追加されました。辞書ツールを立ち上げることなく、単語登録が簡単に行えます。また、キー割り当てが可能なコマンドに、「プロパティを起動」「辞書ツールを起動」「単語登録を起動」が追加されました。





Windows 版の変更点


  • Ctrl-Backspace キーによる確定キャンセル機能を追加しました。


既に開発版をお使いの場合は自動的に更新されますので、そのままお待ちください。バージョン番号は次のように更新されます。なお、Mac 版は変更がありません。


  • Windows 版: 1.0.558.100 → 1.1.626.100
  • オープンソース版: 1.0.558.102 → 1.1.626.102
  • Mac 版: 1.0.558.101 のまま


今回、正式版に変更はなく、以下のままになります。


  • Windows 版: 1.0.556.0
  • Mac 版: 1.0.556.1


今回もヘルプフォーラム を通じてユーザーの皆さまにたくさん助けていただきました。いつも本当にありがとうございます。チーム一同、心より感謝しております。今後も皆さまからのフィードバックをお待ちしておりますので、お気軽に ヘルプフォーラム をご活用ください。

2011-03-1 追記
オープンソース版を更新しました。