Chrome ブラウザの Stable 版がバージョン 9 にアップデート
2011年2月4日金曜日
[Chrome の Stable 版のバージョンアップについて、Developer Advocate の北村英志に 寄稿をもらいました。-山崎]
本日 Chrome の Stable 版がバージョン 9 にアップデートしたことをお知らせします。本アップデートには WebGL 対応が含まれます。
WebGL は 3D ウェブアプリケーションの開発を可能にする JavaScript ベースの 3D グラフィック用 API です。これは 3D グラフィック開発者の皆様にはおなじみの OpenGL ES 2.0 API を元に仕様が作られています。Google, Mozilla, Apple, Opera およびグラフィックハードウェアベンダーが協力し、1 年以上かけて WebGL の標準化が進められてきました。
今回の WebGL 対応により、Chrome ブラウザは、ハードウェアアクセラレーションによる 3D グラフィックを利用できるようになり、ユーザーの皆さんには、プラグインを追加インストールすることなく 3D 機能をブラウザ内で体験することができるようになります。新しい 3D 機能を体験するには、Stable 版 Chrome にアップデート、もしくはダウンロードし、WebGL Aquarium や Body Browser、Jellyfish をはじめとした Chrome Experiments の WebGL デモをお試しください。
また今回のアップデートでは、米国のユーザー様を対象に、新しいタブページに Chrome Web Store へのリンクを追加することで、より簡単に Chrome Web Store のアプリケーションや拡張機能、テーマを発見・購入・インストールできるようになっています。新しいタブページには、2 つのサンプルアプリケーションも表示されます(サンプルアプリケーションは、しばらく利用されないと、自動的に削除されます)。
さらに Chrome Web Store には、本日より新しく BBC GoodFood, Autodesk, Sesame Street, 9 つの King.com のゲーム, Marvel Comics といったアプリケーションが追加されています。もちろん、Chrome の先進の技術を最大限活用した Tweetdeck や The New York Times をはじめとする多くのアプリケーションも従来通りご利用頂くことができます。現在 Web Store は米国のユーザーを対象に発信されていますが、日本のユーザーの皆さんにもなるべく早くご利用頂けるよう取り組んでいます。どうぞご期待ください。
Chrome Web Store へのアプリケーション提供にご興味をお持ちの開発者の皆さんは、こちらのドキュメント(英語)をご覧ください:
http://code.google.com/intl/ja/chrome/apps/
http://code.google.com/intl/ja/chrome/webstore/