この記事は Anash P. Oommen による Google Ads Developer Blog の記事 "Consent unbundling in Ads APIs" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

変更事項

2025 年 5 月 1 日の週より、2019 年以前に作成されたすべての Google Cloud プロジェクトで、OAuth ユーザー認証の同意の分割がロールアウトされます。2019 年以前に作成された Google Cloud プロジェクトで広告関連の API を利用するアプリケーションでは、分割されたユーザーの同意に対応するため、
この記事は Anash P. Oommen による Google Ads Developer Blog の記事 "Consent unbundling in Ads APIs" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

変更事項

2025 年 5 月 1 日の週より、2019 年以前に作成されたすべての Google Cloud プロジェクトで、OAuth ユーザー認証の同意の分割がロールアウトされます。2019 年以前に作成された Google Cloud プロジェクトで広告関連の API を利用するアプリケーションでは、分割されたユーザーの同意に対応するため、2025 年 5 月 1 日までにアプリケーションの更新が必要になる場合があります。

背景

OAuth ユーザー認証フローで同意を分割すると、すべてかゼロかのアプローチではなく、アプリケーションで認可したい特定の OAuth スコープをユーザーがカスタマイズできます。この機能は、2019 年以降に作成されたすべての Google Cloud コンソール プロジェクトでオンになっていますが、2019 年以前に作成されたすべてのプロジェクトではオフになっています。

次のスクリーンショットは、すべてかゼロかの同意プロンプトと、分割された同意プロンプトの違いを示しています。  図 1: すべてかゼロかの同意画面。ユーザーは OAuth スコープのリストから選択することはできない。

 図 2: 分割された同意画面。ユーザーは OAuth スコープのリストから選択できる。

変更の影響を受けるのは誰ですか?

次の条件をすべて満たす場合、この変更の影響を受けます。
  1. API アプリケーションで、2019 年以前に作成された Google Cloud コンソール プロジェクトを使っている。
  2. アプリケーションで OAuth 2.0 ユーザー同意フローを実装している。これは、ユーザーが Google アカウントでログインし、アプリケーションが要求する 1 つ以上の権限を付与する認証ワークフローです。
  3. アプリケーションで複数の Google API を使っており、後述する広告関連の API が含まれている。

変更の影響を受けないのは誰ですか?

  • 既存の更新トークン: この変更は、以前に行われたユーザー認証には影響しません。既存の更新トークンは引き続き動作し、変更や再認証の必要はありません。
  • 単一スコープ アプリケーション: アプリケーションで 1 つの Google API スコープしか使っていない場合、分割できる OAuth スコープがないため、この変更の影響を受けません。
  • シングル ユーザー アプリケーション / 手動で認証したアプリケーション: このようなアプリケーションには、明示的な OAuth ユーザー認証フローが実装されていません。代わりに GenerateUserCredentialsgcloud CLIOAuth Playground などの手動認証スクリプトでユーザーを認証し、その資格情報を長期間にわたって利用します。認証の際に、アプリケーションが必要とするすべてのスコープが選択されるため、アプリケーションはこの変更の影響を受けません。
  • サービス アカウント: アプリケーションがサービス アカウントを使って API 呼び出しを認証している場合、この変更による影響はありません。

何をする必要がありますか?

アプリケーションが部分的なユーザーの同意に対応できるようにする必要があります。これを行うには、
  1. OAuth フローに include_granted_scopes パラメータを含め、ユーザーが同意した OAuth スコープのリストをリクエストします。
  2. ユーザーが実際に OAuth 応答で同意した OAuth スコープのリストを調べます。
  3. アプリケーションで段階的な認可を実装します。
きめ細かい同意に対応するための要件とベスト プラクティスについては、OAuth のきめ細かい同意に対応するためのガイドをご覧ください。

どうすればこの機能をテストできますか?
この機能をテストする方法には、次の 2 種類があります。
  1. 新しい Google Cloud プロジェクトを作成する: 新しい Google Cloud プロジェクトでは、OAuth の同意の分割が有効になっています。そのため、新しい Google Cloud プロジェクトを作成して、アプリケーションのテストに使うことができます。
  2. 既存のプロジェクトで同意の分割を有効にする: OAuth の認可リクエストで enable_granular_consent パラメータを true に設定します。
どの API スコープが影響を受けますか?
この変更の影響を受けるのは、次の広告関連 API です。
APIOAuth スコープ
Google Ads APIhttps://adwords.google.com/api/adwords
Google Ad Manager API(SOAP APIベータ版https://www.googleapis.com/auth/dfp
https://www.googleapis.com/auth/admanager
Bid Manager APIhttps://www.googleapis.com/auth/doubleclickbidmanager
Content API for Shoppinghttps://www.googleapis.com/auth/content
Display and Video 360 APIhttps://www.googleapis.com/auth/display-video-mediaplanning
https://www.googleapis.com/auth/display-video-user-management
AdMob APIhttps://www.googleapis.com/auth/admob.report
https://www.googleapis.com/auth/admob.googlebidding.readwrite
https://www.googleapis.com/auth/admob.monetization
AdSense for Platforms APIhttps://www.googleapis.com/auth/adsensehost
https://www.googleapis.com/auth/adsense
https://www.googleapis.com/auth/adsense.readonly
Google Analytics APIhttps://www.googleapis.com/auth/analytics
https://www.googleapis.com/auth/analytics.readonly
https://www.googleapis.com/auth/analytics.edit
https://www.googleapis.com/auth/analytics.manage.users
https://www.googleapis.com/auth/analytics.manage.users.readonly
https://www.googleapis.com/auth/analytics.provision
https://www.googleapis.com/auth/analytics.user.deletion
Campaign Manager 360 APIhttps://www.googleapis.com/auth/ddmconversions
https://www.googleapis.com/auth/dfareporting
https://www.googleapis.com/auth/dfatrafficking
Search Ads 360 APIhttps://www.googleapis.com/auth/doubleclicksearch
Google Tag Manager APIhttps://www.googleapis.com/auth/tagmanager.delete.containers
https://www.googleapis.com/auth/tagmanager.edit.containers
https://www.googleapis.com/auth/tagmanager.edit.containerversions
https://www.googleapis.com/auth/tagmanager.manage.accounts
https://www.googleapis.com/auth/tagmanager.manage.users
https://www.googleapis.com/auth/tagmanager.publish
https://www.googleapis.com/auth/tagmanager.readonly
Real time bidding APIhttps://www.googleapis.com/auth/realtime-bidding
Authorized Buyers Marketplace APIhttps://www.googleapis.com/auth/authorized-buyers-marketplace
https://www.googleapis.com/auth/adexchange.buyer

サポートの利用方法

ご不明な点がある場合や、サポートが必要な場合は、それぞれの API のサポートチームにお問い合わせください。

この記事は Thanet Knack Praneenararat による Google Ads Developer Blog の記事 "Announcing v19 of the Google Ads API" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。 ...
この記事は Thanet Knack Praneenararat による Google Ads Developer Blog の記事 "Announcing v19 of the Google Ads API" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

Google Ads API の v19 リリースをお知らせします。v19 の一部の機能を使用するには、クライアント ライブラリとクライアントのコードをアップグレードする必要があります。更新版のクライアント ライブラリとコードサンプルは、公開されました。

主な機能は以下のとおりです。
  • P-MAX キャンペーン用の 拡張 動画アセットの自動生成がサポートされます。
  • FeedFeedMappingFeedServiceAdGroupFeedfeed_placeholder_view など、フィード関連のすべてのエンティティが Google Ads API から削除されます。アセットを使ってください。
  • デマンド ジェネレーション広告で 9:16 の縦向き画像アセットがサポートされます。DemandGenMultiAssetAdInfo.tall_portrait_marketing_images を使うと、このアセットを広告に追加できます。
  • DataLinkService にメソッドを追加し、以前に作成した YouTube 用 DataLink を更新および削除できるようにしました。
  • ValueRuleItineraryAdvanceBookingWindow で、当日の旅行検索のターゲティングがサポートされます。
  • VIDEO_OUTSTREAM に対するサポートを削除しました。
  • (許可リストに登録されたアカウントのみ)ブランド ガイドラインの更新
    • P-MAX キャンペーンの作成中に、ブランド ガイドラインを有効化できるようになります。また、新しい CampaignService.EnablePMaxBrandGuidelines も追加し、既存の P-MAX キャンペーンのブランド ガイドラインを有効化できるようにしています。
    • Campaign.brand_guidelines を使うと、フォント ファミリーや色など、細かいブランド ガイドラインを設定できます。
  • (許可リストに登録されたアカウントのみ)Asset.business_message_asset によるメッセージ アセットがサポートされます。
さらに詳しく知りたい方へ
以下のリソースが役立ちます。
ご質問やさらにサポートが必要なことがありましたら、フォーラムからご連絡ください。

Posted by Thanet Knack Praneenararat - Ads Developer Relations Team

この記事は Anash P. Oommen による Google Ads DeveloperBlog の記事 "Upcoming changes to CustomerService in Google Ads API" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。 ...
この記事は Anash P. Oommen による Google Ads DeveloperBlog の記事 "Upcoming changes to CustomerService in Google Ads API" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

CustomerService.CreateCustomerClient メソッドにいくつかの変更を導入します。これは、Google Ads API と Google 広告 UI の新規アカウント作成機能を一致させるための措置です。この変更は、2025 年 3 月 17 日に適用されました。

ポリシー適用のための新しいエラーコード
ポリシーを適用して不正利用を制限するため、Google Ads API バージョン v19 で 2 つの新しいエラーコードを導入しています。
  1. Google 広告クライアント センター アカウントポリシー上の問題がない(ポリシー違反のため、一時停止されたり、閉鎖されたりしていないことなど)場合でも、一定の支出基準額または一定数のアクティブな子アカウントがなければ、子アカウントを作成することはできません。Google Ads API の v19 では、CustomerError.CREATION_DENIED_INELIGIBLE_MCC エラーコードが返されます。この問題を解決するには、Google のポリシーに準拠し、クライアント センター アカウントの支出基準額を満たす Google 広告アカウントをリンクしてください。
  2. アカウント作成に関連するポリシー違反状態の Google 広告クライアント センター アカウントは、子アカウントを作成できなくなります。Google Ads API の v19 では、CustomerError.CREATION_DENIED_FOR_POLICY_VIOLATION エラーコードが返されます。
v18 以前の API バージョンでは、どちらの場合も ContextError.OPERATION_NOT_PERMITTED_FOR_CONTEXT エラーがスローされます。

アカウント作成の割り当て制限
Google Ads API による新規 Google 広告アカウントの作成に制限がかかります。上限に達すると QuotaError.RESOURCE_EXHAUSTED エラーが返されます。quota_error_details の retry_delay フィールドには追加情報が含まれており、API 呼び出しの再試行までに必要な待機時間を確認できます。ほとんどのデベロッパーは、この制限の影響を受けることはないでしょう。

何をする必要がありますか?
アプリケーションで Google Ads API を使って新規 Google 広告アカウントを作成している場合は、コードを確認し、新しいエラーコードを正しく処理できることを確認してください。

不明な点がある方やサポートが必要な方は、Google Ads API のサポートページでオプションをご確認ください。アカウントのポリシーに関する質問は、Google 広告プロダクト サポートチームまでお問い合わせください。

Posted by Thanet Knack Praneenararat - Ads Developer Relations Team

この記事は Da Yang, Trevor Mulchay による Google Ads Developer Blog の記事 "Update to Customer Match membership expiration starting April 7, 2025" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

2025 年 4 月 7 日より、Google 広告とディスプレイ&ビデオ 360 プラットフォームのカスタマー マッチ リストに最大 540 日間のメンバーシップ期間が新たに導入され、徐々にロールアウトされます。これは、カスタマー マッチのベスト プラクティスへの準拠性を高めるための変更です。

この記事は Da Yang, Trevor Mulchay による Google Ads Developer Blog の記事 "Update to Customer Match membership expiration starting April 7, 2025" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

2025 年 4 月 7 日より、Google 広告とディスプレイ&ビデオ 360 プラットフォームのカスタマー マッチ リストに最大 540 日間のメンバーシップ期間が新たに導入され、徐々にロールアウトされます。これは、カスタマー マッチのベスト プラクティスへの準拠性を高めるための変更です。

この日以降、メンバーシップの有効期限が設定されていない既存リスト、あるいは 540 日を超えるメンバーシップ有効期限が設定されている既存リストは、最大メンバーシップ期間が 540 日に更新されます。期間が 540 日を超える既存メンバーには、540 日のメンバーシップ期間が遡及的に適用されます。メンバーシップの有効期限が切れるに連れて、反映されるリストのサイズは小さくなります。キャンペーンのターゲットとなるユーザーのセグメントが小さすぎると、広告を配信できず、自動的に一時停止される可能性があります。2025 年 4 月 7 日までにカスタマー マッチ リストを更新し、メンバーシップを更新するか、期限切れのカスタマー マッチ リストを最新のリストに置き換えてください。それにより、広告キャンペーンの中断を回避できます。

メンバーシップ期間を設定している場合は、定期的にカスタマー データをリストに再アップロードし、リストを更新する必要があります。これを行わないと、時間の経過とともにリストのサイズが小さくなります。カスタマー マッチの詳細については、こちらの記事をご覧ください。


Google Ads API ユーザーに必要なアクション

2025 年 4 月 7 日以降、Google Ads API の UserList.membership_life_span フィールドに 540 を超える値を設定するリクエストを行うと、RangeError.TOO_HIGH エラーが返されます。現在の実装を確認し、フィールド値が 540 を超えないようにしてください。

Google Ads API の既存ユーザーリストの membership_life_span フィールドが 540 を超えている場合、2025 年 4 月 7 日より、カスタマー データのユーザーリストのメンバーシップ期間が最大 540 日に自動移行されます。カスタマー リストを定期更新するにあたり、コードの更新が必要になる場合は、ガイドに記載されている例をご覧ください。

Google Ads API で membership_life_span フィールドを設定しておらず、カスタマー リストを定期的に更新している場合、アクションは必要ありません。フィールドに何も設定しないと、最大値の 540 日に設定したときと同じ動作になります。

問題が発生した場合や、変更について不明な点がある場合は、Google Ads API フォーラムからお問い合わせください。


Display & Video 360 API ユーザーに必要なアクション

2025 年 4 月 7 日以降、Display & Video 360 API の membershipDurationDays フィールドに 540 を超える値を設定する firstAndThirdPartyAudiences.create リクエストと firstAndThirdPartyAudiences.patch リクエストを行うと、400 エラーが返されます。カスタマー マッチ リストを作成するときは、membershipDurationDays フィールドを設定する必要があるため、現在の実装を確認し、このフィールドに 540 を超える値を設定しないようにしてください。

既存のカスタマー マッチ リストの membershipDurationDays フィールドが 540 日を超える値に設定されている場合、2025 年 4 月 7 日より、最大 540 日の新しいメンバーシップ期間に自動移行されます。この日付以降、カスタマー マッチ リストを定期的に更新する必要があります。カスタマー マッチ リストを更新する方法の例は、ガイドをご覧ください。

問題が発生した場合や、変更について不明な点がある場合は、Display & Video 360 API テクニカル サポート問い合わせフォームからお問い合わせください。


Posted by Thanet Knack Praneenararat - Ads Developer Relations Team

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☁️ Google Cloud を活用して未来を形作る、熱いアイデアをお持ちの方

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ぜひ、奮ってご応募ください!

公式サイトからブレイクアウト セッションに応募
募集期日: 2025 年 3 月 6 日(木)17 時まで

開催概要

名称 : Google Cloud Next Tokyo(略称 Next Tokyo)

日時 : 2025 年 8 月 5 日(火)、6 日(水)

会場 : 東京ビッグサイト 南展示棟

対象 : 開発者から経営者まで、生成 AI やクラウド テクノロジーを使ってビジネス課題の解決を探求するすべての方


- セッション募集に関するお問い合わせ -

Google Cloud Next Tokyo スピーカー事務局:

GoogleCloudNextTokyo-Speakers@google.com

この記事は Jianing Sandra Guo, Nataliya Stanetsky による Google Security Blog の記事 "Android enhances theft protection with Identity Check and expanded features" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。 ...
この記事は Jianing Sandra Guo, Nataliya Stanetsky による Google Security Blog の記事 "Android enhances theft protection with Identity Check and expanded features" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

現在、世界中の人々がモバイル デバイスを使い、指先だけで、友人や家族とのつながりを維持したり、金銭を管理したり、ヘルスケア情報を追跡したりしています。しかし、デバイスが悪意のある人に盗まれると、機密データの流出、ID の盗難、金融詐欺、プライバシー侵害といった被害に遭う可能性があります。

先日、その対策として、Android の盗難防止機能をリリースしました。この包括的な機能は、デバイスの盗難前、盗難中、盗難後のすべての段階で、ユーザーとデータを保護できるように設計されています。Android の安全を確保するための取り組みの一環として、この機能を拡張して強化し、世界中のユーザーがさらに強力な保護を受けられるようにします。

 

ID チェックを Pixel および Samsung One UI 7 デバイスにロールアウト

最初に ID チェックが正式導入されるのは、Pixel と One UI 71 の対象となる Samsung Galaxy デバイスです。これらのデバイスでは、アカウントとデバイスに関する重要な設定の保護が強化されます。ID チェックをオンにすると、信頼できる場所以外から特定の機密リソースにアクセスする場合に、デバイスで明示的な生体認証が必須になります。さらに、サポートされているすべてのデバイスで Google アカウントの保護が強化されます。One UI 7 対応の Galaxy デバイスでは、Samsung アカウントのセキュリティが強化され、デバイスにログインしているアカウントの不正な乗っ取りがはるかに難しくなります。

ID チェックを有効化する際に、複数の信頼できる場所を指定できます。信頼できる場所以外にいる場合、デバイスの PIN や生体認証の変更、盗難防止の無効化、パスキーへのアクセスなど、アカウントやデバイスに関する重要な設定にアクセスする際に、生体認証が必須になります。

ID チェックを利用することで、特に機密性の高いデバイス資産が確実に不正アクセスから保護されるという安心感が得られます。たとえ盗難者や悪意のある者がデバイスの PIN を知ったとしても、セキュリティが破られることはありません。

現在、Android 15 を搭載した Pixel デバイスへのID チェックのロールアウトが行われています。One UI 7 対応の Galaxy デバイスは、今後数週間以内に利用できるようになります。今年中には、他のメーカーの対応 Android デバイスにもロールアウトされる予定です。

 

盗難検知ロック: AI を活用した保護を拡大

昨年導入した重要な盗難防止機能の 1 つが、盗難検出ロックです。これは、オンデバイス AI アルゴリズムを活用して、スマートフォンが盗難に遭った可能性を検出する機能です。機械学習アルゴリズムにより、ロックされていないデバイスで盗難に遭った可能性が検知されると、盗んだ人による操作を防ぐため、画面がロックされます。

盗難検知ロックは、世界中の Android 10 以上のスマートフォン2 へのロールアウトが完了しています。

 

Android デバイスの盗難保護

私たちは、GSMA や業界のエキスパートと協力し、情報やツール、予防技術を共有することで、モバイル デバイスの盗難に対抗しています。近日中に GSMA ホワイト ペーパーを公開しますので、ご期待ください。モバイル業界と協力して作成したこのホワイト ペーパーには、デバイスの盗難から自分自身や組織を保護するための詳しい情報を含める予定です。

Android では、ID チェックの追加と既存機能の継続的な拡張を通し、堅牢で包括的なツールセットを提供することで、デバイスとデータを盗難から保護します。私たちは、個人情報が確かに守られているという安心感を皆さんにお届けする取り組みを続けています。

サポートされている Android デバイスでこちらをクリックすると、新しい Android の盗難保護機能をオンにすることができます。盗難防止機能の詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。


  1. One UI 7 では、タイミング、対象、機能名が異なる場合があります。 

  2. Android Go スマートフォンを除きます。 


Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

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期日 : 2025 年 3 月 6 日(木)17 時まで


- セッション募集に関するお問い合わせ -

Google Cloud Next Tokyo スピーカー事務局 : 
GoogleCloudNextTokyo-Speakers@google.com


開催概要

名称 : Google Cloud Next Tokyo(略称 Next Tokyo)

日時 : 2025 年 8 月 5 日(火)、6 日(水)

会場 : 東京ビッグサイト 南展示棟

対象 : 開発者から経営者まで、生成 AI やクラウド テクノロジーを使ってビジネス課題の解決を探求するすべての方

ハッシュタグ : #googlecloudnext


- Next Tokyo に関するお問い合わせ -

Google Cloud Next Tokyo 運営事務局

E-mail: gc-nexttokyo-info@google.com